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サブドメインとサブディレクトリの使い分け!!!SEOに効果があるのは!?

SEO

Apple Store がサブドメイン(store.apple.com)で運用していましたが、サブディレクトリへと変更になりました。

Appleから公式なアナウンスがあるわけではありませんので、SEOを考慮したのか、ユーザーの利便性を考慮したのかは分かりません。

私達が、既存のビジネスに横展開する「ECサイト」や「ウェブサービス」を始める場合、サブドメインとサブディレクトリのどちらを使えばいいのか迷いますよね?

Appleのようにブランドが確立しているサイトならば、サブドメインからサブディレクトリへ変更しても、あまり大きな影響はないかもしれません。でも通常は、サイトを構築する際、サブドメインにするか、サブディレクトリにするかは、最初に決定すべき事項です。

今日のエントリは、サブドメインとサブディレクトリの使い分けについて考えてみます。

サブドメインとサブディレクトリ

サブドメインとサブディレクトリの違いを見ていきましょう。

サブドメインとは

「http://xxx.com/」をルートドメインとすると、「http://sub.xxx.com/」の「sub」の部分をルートドメインに対してサブドメインと言います。

Yahooは様々なサービスをサブドメインで運用しています。

サブディレクトリとは

「http://xxx.com/sub」の「sub」の部分をサブディレクトリと言います。

Apple Store はサブディレクトリで運用しています。

サブドメインを使うケース

ルートドメインで運用しているビジネスと全く違う業態ならば、サブドメインを使うサービスが多いです。

テーマ・目的が異なるコンテンツならば、サブドメインが適しています。

例をあげると、Yahoo! JAPANのようなポータルサイトでは、Yahoo! JAPANのポータルの部分と、オークションサイトであるヤフオクで、テーマも目的も異なります。

サブドメインを使うメリットは、ユーザーにとって利便性が上がる点です。Yahoo!のどのサービスを使っているか明確になりますからね。

サブドメインのメリット

ユーザーが使いやすいという以外にはなさそうです。特にSEO上のメリットはありません。

サブドメインからルートドメインへリンクを貼ればSEO上のメリットはありそうな気がしますが、実際にはありません。

サブディレクトリを使うケース

今のビジネスと同じ形態ならば、サブディレクトリを使っているサービスが多いです。
ルートドメインのサイトに対し、同じテーマでより詳細なコンテンツの場合にはサブディレクトリが適しています。

例えばApple Storeは、Apple製品を紹介すると同時に、商品が購入できるサイトです。「iMac」「iPhone」は、同サイトの商品カテゴリになります。自社製品を販売するという目的なので、この場合はサブディレクトリで同一サイト内で展開する方が、ユーザーにとっては分かりやすいのです。

サブディレクトリのメリット

SEO上のメリットが気になるところですよね?

一見するとサブドメインより、サブディレクトリの方が、SEOの効果が高そう。

でも、現在のGoogleでは、サブドメインとサブディレクトリをほぼ同等に扱っているようです。以下の動画が詳しいです。

サブドメインとサブディレクトリの結論は!?

Googleがサブドメインとサブディレクトリをほぼ同等に扱っているとはいえ、サブディレクトリの方が若干SEOは優位な気がします。

サイトを構築する際、サブドメインにするか、サブディレクトリにするかは、最初に決定すべき事項です。サブドメインとサブディレクトリでは、URLが変わりますからね。

以下のような流れで決めることをオススメします。

最初に、ユーザーの使い勝手を考えて、サブドメインかサブディレクトリを決定します。

どちらの利便性も変わらないようであれば、サブディレクトリの方がSEOの効果が高いのでオススメです。