メタップスの勢いは止まりません。
今年の2月に米国のベンチャーキャピタル(VC)や国内の事業会社などに対して第三者割当増資を実施し合計43億円調達してから、次々と新しいサービスを展開しています。
今回の新しいサービスは、
株式会社キャッチボールが運営する、「後払い決済サービス「後払い.com」というサービスを、メタップスに最適化したもので、手数料が低く設定されています。
株式会社キャッチボールとコラボしたサービスとなります。
後払い.com for SPIKE
通販の際の、購入者と販売者の双方のリスクが軽減されます。
ネット通販で購入するユーザーのリスク
代金をクレジットカードや銀行振込で決済したにも関わらず、商品が送られてこないことです。
昨年、私の友人もYahoo!ショッピングで折りたたみ自転車を購入して振込しましたが、商品が送られてこないという詐欺事件に巻き込まれました。結局泣き寝入りでしたが・・・
Yahoo!ショッピングは無料になってから、こういった話を聞きます。
小規模ネット通販事業者にとっての一番のリスク
販売した商品の代金を回収できないことです。
銀行振込みなら先に回収できますが、クレジットカード決済の場合はチャージバックといって、商品代金を回収できないことがあります。
また、代金引換の場合、受取拒否の被害に遭う場合もあり、往復の送料を負担して更に在庫を抱えるというリスクも存在します。
徹底的にユーザビリティーを考えた透明度の高いサービス
金融サービスは手数料が不透明
小規模通販事業者・飲食店などでクレジットカードのシステムを導入しようとすると、手数料が業種によって違い、金額が不透明ということがあります。
例えば、クレジットカード決済を代行する会社のサイトを見ると、業種ごとに手数料は違うという説明のもと、料金表一覧がありません。
また初期費用も3〜10万円ほどかかります。初期費用0円というところもありますが、クレジットカードの手数料が高く設定されています。
メタップスは手数料が0%
100万円まではクレジットカード手数料0%なので小規模通販事業者にとって、利用価値は大きいです。初期費用も0円です。
メタップスは手数料がガラス張り
手数料は今までより低く、料金体系も非常にわかりやすいです。
透明なサービスというのは、利用者にとって非常に使い勝手がいいですよね。
通販事業者の囲い込み
2015年2月にシリーズCで調達した金額は総額43億円で資本金は50億6368万円です。
資金調達後、徹底的にユーザーを囲い込む戦略に出ていますね。
小規模ネット通販事業者にとって、クレジットカードの手数料が0%ですので、利用しない手はありません。
これだけユーザにとってメリットの高いサービスを提供できるとなると、一気に囲い込みは進んでいきますね。
今後、金融事業を核としながら、フィンテックのサービスを提供して、どのような方向へと向かっていくのか注目しています。
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