個人情報の流出のニュースが止まりません。
PCやスマートフォンは、ネットに常時接続している環境なので、個人情報が流出するリスクは極めて高いです。
大きく分けて2つの経路からとなります。
サーバーのハッキング
昨年LINEの乗っ取りや、Facebookのアカウント乗っ取りが横行しましたが、これらはパスワードの使い回しが原因でした。
サーバーがハッキングされて流出したケースで、個人レベルで対策できることは、サービス毎にパスワードを変えることくらいです。
とはいえ、サービス毎にパスワードが覚えられないのと、PCとスマートフォンで同期が必要なので、「Safari」か「Chrome」でパスワードを同期するのがオススメです。
Mac + iPhoneをお使いの方
「Apple純正機能のキーチェーン」を使います。Safariでしか使えないところが唯一の不満ですが、iPhoneのSafariでもパスワードが同期できます。
Mac + Androidをお使いの方
Chromeにも純正で同様の機能があります。PCとスマートフォンで、パスワードが同期できます。
Windows + iPhoneをお使いの方
Chromeにも純正で同様の機能があります。PCとスマートフォンで、パスワードが同期できます。
Windows + Androidをお使いの方
Chromeにも純正で同様の機能があります。PCとスマートフォンで、パスワードが同期できます。
二段階認証はマスト
パスワードを同期する場合、二段階認証は必須です。
Macを使ってる人はApple IDを乗っ取られたら、パスワードがすべて流出します。
Windowsの方でChromeの場合も、Google IDを乗っ取られたら、パスワードがすべて流出します。
こうならないように、2段階認証を必ずかけましょう。
以前のブログに書きました。
通信の途中での盗聴
Wi-Fi接続時に盗聴されるケースです。例えば、空港やスターバックスで無料のWi-Fiを使っている時などによくあります。
特に、空港や海外ホテルのWi-Fi等は盗聴されていると思ったほうがいいです。国内ホテルも同様です。
この場合、VPN(仮想プライベートネットワーク)ソフトを使えば、盗聴を防ぐことが出来ます。
ソースネクストから借りてきたイラストですが、わかりやすいです。
VPN(仮想プライベートネットワーク)
VPNとは、かんたんに言うと、通信の内容をすべて暗号化する仕組みです。
ネットワークの基本的なセキュリティ対策で、端末からサーバーへの通信を丸ごと暗号化し盗聴を防ぎます。
海外に限らず、日本のホテルで無料のWi-Fiを使うときなどは、必ずVPNアプリを入れましょう。
スマートフォンは、AppleやGoogleのID・パスワードで常に通信しているので、VPNアプリをいれないと、ハッカーから覗き放題で筒抜けです。
必ず入れたいVPNソフト
Hotspot Shiledは、無料と有料の両方のバージョンがあります。
上記のものは基本的に同じものですが、ソースネクストが日本語サポート(メールのみ)を提供しています。
お勧めはWi-Fi セキュリティ(ソースネクスト)
2,980円/年で5台までインストール可能なので、出先でWi-Fiを使う方は、必須のアプリです。
接続先IPも、日本・アメリカ・イギリス・オーストラリアから選択できます。
Hotspot Shieldの有料版である「Hotspot Shield Elite」を改題したもので、ソースネクストが日本語サポート(メールのみ)を提供しています。
日本語サポートが不要の方は、Hotspot Shiled 無料版も選択肢に入ると思います。
高いものではないので、複数デバイスをお持ちの方は、Wi-Fi セキュリティ(ソースネクスト)がお勧めです。
VPNソフトを入れない場合
空港はハッキングの輩が多いといいます。例えば、悪意のあるハッカーが空港で盗聴を仕掛けた場合、Googleにログインしたら一瞬で、IDとパスワードは抜かれてしまいます。ウィルスではないので、ウィルスソフトが入っていても意味が無いです。
国内のビジネスホテルによく泊まる、年に何度か海外のホテルに行く、
こういう方は、VPNを導入しておいたほうが安心なのです。
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