昨日のエントリーでは、「Apple Music」などのプラットフォームの視点に立って、今後取るべき戦略について記事を書きました。プラットフォームは代替可能性が低い、独占コンテンツを獲得したいと考えます。
今日は逆の立場で、つまり個人レベルのミュージシャンの視点で、エントリーを書きます。つまり、個人レベルのミュージシャンが、どういう戦略を取ったら、プラットフォームに売り込むことができるのかということです。
「Apple Music」の現状
「Apple Music」は国内最大手のレーベル2社が楽曲を提供していないので、メジャーレーベルの邦楽は少ないのですが、
実は、「Apple Music」はインディーズが充実しているのです。
邦楽におけるインディーズの楽曲を見てみます。
充実しているインディーズ「Apple Music」
国内最大手である「ソニー・ミュージックエンタテインメント」と「JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント」の参加がないので、「Apple Music」のメジャー系レーベルの配信楽曲数は物足らないですが、「Apple Music」のインディーズは充実しています。
術ノ穴
ヒップホップ系のレーベルで都会的なサウンド。個人的にオススメ。
- 泉まくら
- Fragment
HIGW WAVE
沖縄県のインディーズ系レコードレーベル。
- モンゴル800
Euntalk
東京都のインディーズ系レコードレーベルです。
- 金子ノブアキ
- Def tech
P-VINE
老舗のインディーズレーベル。
- YankaNoi
origami PRODUCTIONS
mabanuaが有名です。
- mabanua
- SWING-O
LD&K
老舗です。
- 羊毛とおはな
どのプラットフォームも最初は大手レーベルを取り込むところからスタートしました。
次のステップは、どのインディーズを取り込んでいくかということになるでしょうね。
海外のインディーズ
日本だけでなく、海外のインディーズにも目を向けてみます。「Apple Music」はインディーズの獲得に力を入れていることが分かります。
米Appleが6月30日にスタートする「Apple Music」で3カ月の無料期間中もアーティストらに対価を支払うよう方針転換したことを受け、複数のインディーズレーベル関連組織が6月24日(現地時間)、Appleと楽曲提供の契約を締結したと発表した。
米A2IMやノルウェーFONOなど、数十のインディーズレーベルが所属する業界団体Worldwide Independent Network(WIN)や、WINに所属し、アデルやレディオヘッド、ルー・リード、ヴァンパイア・ウィークエンドなどの人気アーティストを擁するレーベルBeggars Groupなどが声明を発表した。
直接プラットフォーム音楽配信する方法
インディーズや個人で音楽を作っている方は、「Apple Music」などのプラットフォームに直接音楽を配信するという戦略を取るのはありだと思います。
Appleと直接提携する
個人のミュージシャンやインディーズのレーベルにとって、iTunesへ参加できる環境がどんどん整ってます。だって、Appleでは自社サイトで説明していますからね。
iTunesをパートナーに コンテンツを販売する 音楽を配信するには
TUNECOREと提携する
インディーズのミュージシャンは直接Appleと提携することができますが、米国納税者番号が必要なので手続きが少し大変です。
手数料はかかりますが、もっと簡単に配信できる方法をご紹介します。このサービスは、Apple Music以外のプラットフォームへ配信することもできますので、LINE MUSICやSpotifyへ配信することも可能です。
TUNECOREを利用すれば、自分の楽曲を配信することが可能です。様々なプラットフォームに配信できるので便利です。
iTunes Storeで楽曲を販売するためにTUNECOREで楽曲を登録する手順
TUNECOREを使えばiTunesで楽曲を販売できる!しかも手数料1480円のみ!
インディーズの今後
Appleと直接契約したり、TUNECOREと契約して楽曲を配信することが、個人のミュージシャンでも簡単にできるようになりました。ミュージシャンの立場からすると、様々なプラットフォームに自分の楽曲を載せたくなると思います。
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