メールアカウントの乗っ取りのニュースが後を立ちません。
内閣府は3日、NPO法人に関する情報を提供する「内閣府NPOホームページ」で、閲覧者からの問い合わせを受け付けるメールのアカウントが何者かに乗っ取られたと発表した。
このような被害を未然に防ぐのであれば、G Suite を使うことをオススメします。
この記事では、なぜG Suiteを使うことでメールアカウントの乗っ取りを防ぐことができるかについてお伝えします。
一般的なレンタルサーバーやプロバイダーのメールを使っていると
上記のような役所のメールの場合、おそらくドメインをどこかのレンタルサーバーで運用しているのだと思いますが、一般的なプロバイダと同様に、セキュリティはIDとパスワードだけです。パスワードが簡単なものだとすぐに乗っ取られます。ブルートフォースアタックという、思いつく限りのパスワードを総当りで突破されるのです。
普通のプロバイダーやレンタルサーバーの場合、アカウントを乗っ取られると、送信サーバでスパムメールを大量に打たれまくります。プロバイダが気づくまでに半日ほどかかるので、ある程度被害がでてしまうのです。リターンメールもかなりの数あると思います。
G Suiteのセキュリティは高い
G Suiteがどんなサービスかというと、Gmailを企業のドメインメールとして使えるようになります。
つまり、xxx@gmail.comというフリーアドレスのものではなく、xxx@example.comといったドメインメールとして使うことができます。
通常ドメインメールは、レンタルサーバーを借りて使いますが、これらのものと違いGmailはセキュリティーが遥かに高いといった特徴を持っています。
万が一、IDとパスワードがハッキングされて乗っ取られた場合も、Gmailなら、乗っ取られると数秒で関知され、アカウント自体がロックされます。Gmailにはこのようなアルゴリズムが搭載されています。
その他、メール以外にも使える機能はたくさんあります。
Googleのサービスは、無料で使えるものもたくさんあるのですが、有償のものとは使える機能がだいぶ違います。
コストは 一人あたり680円/月
一人あたり680円/月で、Gmailを含むGoogle ドライブの容量は30GBまで使えますし、バックアップも自動で作成されます。
24 時間の電話サポートがつきます
会社のメールの場合、受信できないというようなトラブルが一番困るわけです。メールサーバーは99.9%の稼働率なので安心ですが、トラブルがあった際も24時間電話サポートがつくというのは素晴らしい。
設定でつまづいたり、操作方法がわからないときも、日本語による万全のサポート体制があるので、安心して使うことができます。
格安レンタルサーバーを使ってメール受信していると、受信できなかったりしても、サポートはチャットだったりします。また、24時間対応しているホスティング事業者はほとんどないと思われます。
ITにかかるコストと手間を省けるG Suite
サーバーの導入や、ソフトウェアを購入する必要がないので、一人680円/月以外に費用はかかりません。サーバは Google が管理するので、手間のかかる保守・運用業務自体が不要になります。
強力な迷惑メールフィルタ
レンタルサーバが提供しているメールサーバにも迷惑メールフィルタは付いてますが、あまり高度なセキュリティではありません。
Gmailの場合、スパムメールは99.9%届かなくなり、楽天からのメールも99.9%迷惑メールに判定されるのでストレスがかかりません。
Gmailではウイルススキャンもしてくれます。
2段階認証は必須
高セキュリティーを保つためには、2段階認証の設定は必須です。
中小企業におすすめのG Suite
中小企業だと、サイボウズを導入しているところもあると思いますが、G Suiteと比べると、電話での担当者のレベルから、セキュリティーのレベルまで随分と違う気がします。
Chromebookと合わせて使えば、社内の IT 運用コストを大幅削減
先日、Chromebook Flip C100PA-DB02 を購入して、出先用のマシンとして使っていますが、何不自由なく使えています。
Chromebookは端末も安価なので、うまく活用することで社内のIT運用コストを大幅に削減できます。
さいごに
G Suiteを使うことでアカウントの乗っ取りを防ぐことができるかについてお伝えしました。
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