2019年11月6日に放送されたウェブマスター オフィスアワーについてお伝えします。
ブログ記事の紹介
2019年10月2日のオフィスアワー以降のブログ記事を紹介します。
Google検索でのFlashのサポートについて
今年中にGoogle検索でFlashのサポートが終了します。
Google検索でFlashコンテンツが無視されるだけですので、Flashを含んだコンテンツがインデックスされなくなるわけではありません。既にインデックス済みのFlashコンテンツは、そのまま残ります。
Webmaster Conference Tokyo & Osaka について
当選された方には招待メールを送っているので、メールボックスを確認してくださいとのこと。
速度レポートについて
Search Consoleに速度レポートがロールアウトされました。
マーケティング担当の方も開発者の方と一緒に確認してくださいとのこと。
Site Kitについて
WordPressで利用できるGoogle公式のプラグイン。
Search Console、Google Analytics、PageSpeed InsightsなどのデータをWordPressの管理画面で見れるようになります。フィードバックがあればGoogleに伝えてくださいとのこと。
その他の記事
- レビュー リッチリザルトをさらに役立つものに
- Google Webmaster Conference goes to Tel Aviv
- Video Series for New Webmasters: Search for Beginners!
- New reports for video results in Search Console Updating the user agent of Googlebot
質問
2019年12月リリースのChrome79から混合コンテンツをブロックしますが、SEO的評価に影響があるのか?
SEO的評価が何を指しているのかわからないが、httpでリンクされている複合コンテンツがChromeで非表示になるだけで、検索結果のインデックスが外れるわけではない。
とはいえ、画像などが非表示になってしまうとユーザーへの影響は大きいので、対応した方がいいと思います。
httpサイトに対する発リンクへの影響については、他のサイトにリンクする必要があり、そのサイトがhttpしかないのであれば、現段階ではあまり気にしなくてもいいのでは。将来についてどうなるかについては、今の時点では何とも言えないとのこと。
Chromeのセキュリティ評価はGooglebotにも影響するのか?httpsページで「画像」「JavaScript」がhttpで配信されている場合、画像はクロール・インデックスされるのか?またTLS1.0の証明書を使っているサイトはクロールされなくなるのでしょうか?
Googlebotのクロールに影響を与えることはありません。
httpで配信している画像であっても、画像のURLをGoogleが検出すればクロール・インデックスされる。
今のところ、TLS1.0の証明書を使っているサイトもクロールされる。
イベントのポータルサイトを運営しているが、重複コンテンツとして扱われた時の改善点を教えてください
サイトを確認したところ比較的新しいサイトなので、今回のケースは重複コンテンツということではない。
アドバイスとしては、イベントのポータルサイトの場合、イベント情報は一次情報ではないので、サイトに訪問する独自の価値をユーザーに提供していくといいのでは。訪問者に価値を提供できるサイトであれば、Googleがサイトとユーザーを繋げる可能性はある。その結果サイトに訪問者が増え、個別ページのランキングも上る可能性がある。
PCで検索した際、SP版のページが表示されるようになったので、改善方法を教えて欲しい
Googleで確認したが、ご質問の内容は再現できなかった。PCで検索するとデスクトップ版が表示されている。改善されていないのであれば、検索クエリとスクリーンショットを送ってくださいとのこと。
MFI (モバイルファーストインデクス) に移行した可能性もあるので、アノテーションの設定などがうまく行っていなかった可能性がある。
アノテーションについては、リファレンスをご覧ください。
別個の URL | 検索 | Google Developers
サイトの信頼性を高める方を知りたい
Googleは信頼性を証明する方法を開示していない。品質評価ガイドラインをご覧いただき、信頼性が高い情報は何かについて考えてみてください。
著者情報を絶対につけてくださいという話ではないので、雑記サイトで信頼性が重要ではないと考えるのであれば、特に気にしなくてもいいのでは。
医療情報では著者情報はあった方がいい場合が多い。信頼性が必要なジャンルのサイトであれば、Googleに信頼性を伝えるために、どのようにサイト上に表現すればいいのかを考えてください。
自称専門家の方が上位にならないようにしていきたいとGoogleは考えていて、検索クエリによっては良い検索結果でないところもあるので、今後も改善していきたいとのこと。
Google のコア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと
クローキングスパムへの対処方法を教えてください。またスパムリンクは否認した方がいいのか?
スパムレポートを送ってくださいとのこと。
ランキングに悪影響を与えることはほとんどないので、外部リンクを否認する必要はない。Googleでは、スパムリンクはリンクの効果が出ないようにしているので、マイナスに作用することはありません。
リンクが原因で検索パフォーマンスに影響が出ていると思われるのであれば、フォーラムにご質問ください。
リンク先がハッキングされた場合の対応
発リンクしたサイトがハッキングされたこと原因で、大きな問題になる可能性は低い。
現段階で、ウェブマスターが発リンク先のリストを作成して、定期的にハッキングされたサイトをチェックする必要はない。
子供が見るようなサイトから不適切なサイトにリンクが飛ばされてしまった場合、リンクを一時的に外したり、リンク先のサイト管理者にハッキングされている旨お伝えするのがいいのでは。
セールスコンテンツにFAQ構造化を実装してもいいのか?例えば「Q 〇〇のおすすめのホテルはどこですか?」「A 〇〇ホテルとXYZホテルがオススメです」のようなサイトがあるが、ガイドライン違反にならないのか?
無理やりFAQ構造化データを出しているサイトを見るが、サクラに見えてしまうので、そのサイトのビジネスに役に立っているか分からないものも多い。気になるものがあれば構造化データのスパムレポートを送ってくださいとのこと。
別々のURLからレスポンシブに移行する時のリダイレクトの種類を教えてください
このケースでは、301リダイレクトも302リダイレクトも同じようにGoogleは処理するので気にしなくてよい。
ただしデバイスにキャッシュされることがマイナスになる場合は、302リダイレクトを使ってくださいとのこと。
サイトマップのクロスサイト送信で、サイトマップの送信はできたが、カバレッジに反映されない
前回のオフィスアワーの続きの質問です。
Googleで確認できなかったので、URLや検証方法について具体的にお知らせくださいとのこと。
トップページ以外のページがインデックスされない
フォーラムでもご質問されていたと思いますが、URLの構造を変更して解決したようですので、今は問題は発生していないと思います。
アドバイスとしては、ユーザーにサイトの固有の価値を提供できるようなサイト運営をするといいのでは。
URL検査ツールでインデックスが認識されない
Googleで確認できなかったとのこと。まだ問題が続いているのであれば、URLや検索クエリなど詳しい状況を送ってくださいとのこと。
品質評価ガイドラインを使ってレイター (品質評価者) 以外の一般人が、検索結果を評価するとゲイリーさんが言っていますが、日本でもやっているのですか?
そのようなことは考えにくいが、ゲイリーさんの発言であれば直接Twitterで質問すれば回答してくれるかもしれないとのこと。
ウェブマスターオフィスアワーに質問するには?
質問フォームから質問できます。
質問が多い場合は、翌月に持ち越されることもあります。
URLを非公開で質問したい場合、その旨記載すると、URLは公開されません。
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