多くのユーザーは、亡くなった後の自分のGoogleアカウントの管理について、明確な指示を出さずに亡くなります。
その場合、家族であっても、亡くなった方のGoogleアカウントにアクセスすることはできません。当然ながら、写真や動画などのデータを取り出すこともできません。
でもご安心ください。家族や親しい友人であれば、Googleに連絡を取り、公的機関の発行する身分証明書や死亡証明書を提示することで、故人のアカウントを閉鎖したり、データを取得することが可能です。
この記事では、亡くなったユーザーのGoogleアカウントを閉鎖したり、データを取得する方法についてお伝えします。
死去したユーザーのアカウントを閉鎖するリクエスト
死亡したユーザーの家族や親しい友人であれば、Googleが適切だと判断すれば、死去したユーザーのアカウントは閉鎖されます。
次の手順を行います。
死亡したユーザーや家族・代理人の情報を入力
死去したユーザーのアカウントに関するリクエストを送信するにアクセスして、次の情報を入力します。
- 死去した人の氏名
- 故人のメールアドレス
- Full name of relative/legal representative
- ご遺族または法定代理人のメールアドレス
- 死去した人とお客様との関係
- 国名
- 郵便番号
- 没年月日
閉鎖をリクエストできるサービスは?
次の2つをリクエストできます。
- Google アカウント
- YouTube
必要な書類 (スキャンデータ)
死去したユーザーのアカウントを閉鎖するには、政府などの公的機関が発行する次のスキャンデータを、Googleに送信する必要があります。
- 政府発行の身分証明書または運転免許証と公証済みの英訳
- 亡くなったユーザーの死亡証明書と公証済みの英訳
その他コメント
その他コメントや指示があれば、記載します。
死去したユーザーのアカウントから資金を取得するためのリクエストを送信するリクエスト
AdSenseの収益やYouTubeの収益が亡くなった方のGoogleアカウントにある場合、Googleが適切だと判断すれば、家族や親しい友人に対して、それらの資金を取得することが可能です。
死亡したユーザーや家族・代理人の情報を入力
死去したユーザーのアカウントに関するリクエストを送信するにアクセスしして、次の情報を入力します。
- 死去した人の氏名
- 故人のメールアドレス
- ご遺族または法定代理人の名
- ご遺族または法定代理人の姓
- ご遺族または法定代理人のメールアドレス
- 住所
- 市町村
- 国名
- 郵便番号
- 没年月日
リクエストできるサービス
- AdSense
- ウォレット
必要な書類 (スキャンデータ)
次のスキャンデータを、Googleに送信してください。
- 裁判所が認定した遺言執行状をアップロード
- 政府発行の身分証明書または運転免許証と公証済みの英訳
- 亡くなったユーザーの死亡証明書と公証済みの英訳
その他コメント
その他コメントや指示があれば、記載します。
死去したユーザーのアカウントからデータを取得
死亡したユーザーの家族や親しい友人であれば、Googleが適切だと判断すれば、死去したユーザーのアカウントからGoogleドライブやGmail、Googleフォトなどのデータを取得することも可能です。
死亡したユーザーや家族・代理人の情報を入力
死去したユーザーのアカウントに関するリクエストを送信するにアクセスして、次の情報を入力します。
- 死去した人の氏名
- 故人のメールアドレス
- ご遺族または法定代理人の名
- ご遺族または法定代理人の姓
- ご遺族または法定代理人のメールアドレス
- 住所
- 市町村
- 国名
- 郵便番号
- 没年月日
取得できるデータ
以下のGoogleアカウントに紐付いたデータを取得できます。
- Blogger
- ドライブ
- Gmail
- Google+
- Google フォト
- YouTube
- その他
必要な書類 (スキャンデータ)
次のスキャンデータを、Googleに送信します。
- 政府発行の身分証明書または運転免許証と公証済みの英訳
- 亡くなったユーザーの死亡証明書と公証済みの英訳
さいごに
以上、家族や友人が亡くなったとき、亡くなったユーザーのGoogleアカウントを閉鎖したりデータを取得する方法をお伝えしました。
家族や親しい友人であれば、運転免許証などの身分証明書と、亡くなったユーザーの死亡証明書などがあれば、以下のリクエストを行うことが可能です。
- 死去したユーザーのアカウントを閉鎖するリクエスト
- 死去したユーザーのアカウントから資金を取得するためのリクエストを送信するリクエスト
- 死去したユーザーのアカウントからデータを取得
とはいえ、亡くなった後の自分のGoogleアカウントの管理をどうするかについては、生前に行っておくことを強くオススメします。
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