Yahoo!検索、ローカルパックが表示されるように

最近、Yahoo!検索でローカルパックが表示されるようになっています。

表示された時期について詳しく把握していませんが、7/16に広岡さん (@UchidaEishirou) とYahoo!検索のローカルパックで表示される店舗はGoogleと違いますねという話をした記憶があり、結構前から表示されていた可能性はあります。

業種によっては表示されず、Googleほど整備されている印象はありませんが、今後充実していくものと思われます。

※追記
ローカル枠自体は以前からあり、業種が広がっているといった方が正確です。
詳しくは、篠原さん (@fuguti) の記事をご覧ください。

Googleのローカルパックとの違い

Googleのローカルパックとは、業種名の間接検索において、次のような違いがあります。

「電話」「地図」「予約」ボタンが表示されるのは便利ですね。

Googleのブランド検索だと、ローカルパックに「電話」「経路案内」が表示されるので、これに近いUIということになります。

冒頭でお伝えしたとおり、一部の業種でしかローカルパックは表示されませんが、どんなものか見ていきます。

[新宿居酒屋]、[新宿ラーメン]、[新宿カフェ] の検索結果です。

Googleのローカルパックとは表示される店舗は異なります。まあ当然ですが。。

[新宿居酒屋]

左がYahoo!検索、右がGoogleのローカルパック

[居酒屋] [カフェ] のような検索クエリであれば表示されますが、[造園業] [宝石店] のような検索クエリでローカルパックは表示されませんし、[Web制作会社] のようなローカルビジネスも表示されません。

Googleだとかなり広範囲な業種でローカルパックが表示されるのと比較すると対照的です。

Googleでは直接検索でナレッジパネル、間接検索でローカルパックが表示されます。それぞれユーザーの検索意図に合ったUIなので、すごくわかりやすいし、使い勝手がいいですよね？

それに対して、Yahoo!検索は直接検索でナレッジパネルが表示されることもありますが、ローカルパックに同じ店舗が3件が表示されることもあります。

直接検索だが、左はナレッジパネル、右はローカルパックが表示

店舗名の検索で、同じお店の情報がローカルパックに並ぶのは違和感があります。
あまり使い勝手は良くないので、今後の改善を期待したいですね。

Googleの場合、お店の情報は以下の3者で作り上げています。
なので情報の鮮度は非常に高いのが特徴です。

これに対してYahoo!プレイスは、次の2者で情報を整備しています。お店の情報がベースになるので、ユーザーに荒らされるリスクはないのですが、情報が古いまま残っているケースが良くあります。今のところ情報鮮度は低いです。

今後、飲食店であれば、一休などのパートナー企業からの情報もあるのかもしれません。

Yahoo!プレイスでローカルガイドの仕組みを作らないのであれば、地図の情報鮮度をどうやって保っていくのかは、今後の課題になると思います。