日本のローカルSEO (MEO) ガイドを公開しました。

中古ドメインを使えば順位は上がるのか?

ウェブマスターオフィスアワー
執筆者
伊藤亜津佐

このサイトでは、SEO・Googleマイビジネス・ローカル検索など、Web集客に関する最新情報を配信しています。

中古ドメインについてウェブマスターオフィスアワーでGoogleの金谷さんから言及がありました。

かなりボリュームがあったので、別記事で内容をまとめます。テキストだけでうまく伝わらない情報もあるので、YouTubeもご覧いただければと思います。

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中古ドメインを使うこと自体が、ガイドラインに違反するのか?

ウェブマスター向けガイドラインに違反するわけではない。

サイトのテーマと合致していて、どうしても中古ドメインを使いたい場合、オリジナルの良いコンテンツを提供している場合、問題ないと思っている。

  • ドメインを購入する時に、中古ドメインかどうか知らずに購入するケース
  • サービスとドメイン名がマッチしていて、どうしても中古ドメインを使いたいケース

中古ドメインにSEO的な効果があるのか?

金谷さんは、SEO的な効果という言葉は好きではないとのこと。
その上でお答えすると、中古ドメインに関しては、みなさんが期待しているようなSEO的な効果はないとのこと。ただし、この話をすると、Googleが言っていることは嘘だみたいな話にもなるかもしれない。ですが、中古ドメイン自体に効果はありません。

  • 中古ドメインを使って順位が上がったときに、ランキングの要素は他にもたくさんあるに関わらず、中古ドメインによって上がったという考えになりやすい
  • 新規ドメインで上がらなかったとき、新規ドメインのせいにしてしまうことがある

統計を取って調べれば、そんなに差があるものではない。
中古ドメインで順位が上がった場合、中古ドメインを使ったからと考えがちですが、ランキングのアルゴリズムは200以上あるので、おそらく原因は別にあったりします。

ただし、例外のようなケースはどんな場合にもあると思います。例外のケースだけを見て、中古ドメインがSEO的な効果があると言っている方もいるのでは。

Twitterで皆さんの声を見た結果、中古ドメインで上がらないという声もあるし、なかなか良い中古ドメインに当たりにくいという声もあった。それなら、新規ドメインでも同じようなものかなと思います。

中古ドメインをスパム的に使うようなケース

Googleから何がスパムで何がスパムじゃないという話をする予定はないとのこと。

グレーケースは存在していて、手動対策チーム、スパム対策チームには明確なガイドラインがある。これを公開すると、グレーケースのぎりぎりを狙う人も出てくるため。

グレーケースの場合、手動対策の対象にならないかもしれないが、ユーザーに対して良い価値を提供しているかといえばそうではないことも想定できる。

グレーケースかもしれないと思うのであれば、そのような施策は取らない方がいい。リスクがあることを念頭に。

ウェブマスター向けガイドライン

この品質に関するガイドラインでは一般的な偽装行為や不正行為について説明していますが、ここに記載されていない不正行為についても、Google で対応策を実施することがあります。また、このページに記載されていない行為が許可されているとは限りません。抜け道を探すことに時間をかけるより、ガイドラインを遵守することでユーザーの利便性が向上し、検索結果の上位に表示されるようになります。

GoogleはサイトにおけるSEO施策について、あらゆる観点で理解しようとしている

スパムの意図があると判断された場合は、手動対策やアルゴリズムによって何らかの影響がある。もし中古ドメインを使うのであれば、そのリスクを認識する必要がある。

金谷さんがウェブ担当者ならば、そのドメインを本当に使いたい場合を除いて、中古ドメインを意図的に使うことはないとのこと。

権威性の強い中古ドメインとは?

権威性の背景にはE-A-T (専門性、権威性、信頼性) があると思いますが、キーワードと関係のない中古ドメインを使っている場合、そのドメインは権威ではない。

キーワードと関連性が高いドメインを使っているのであればロジックとしては成り立つが、そもそも権威性はそんな単純な話ではない。権威性の強い中古ドメインというものが存在するかどうかは、ご自身で考えた方がいい。

仮に権威性があるドメインを使って順位が上がっているとした場合、そのサイトの順位が上がっている理由が、権威性の高いドメインを使っているかどうか確証を得ることは難しい。

なので、そのような情報を鵜呑みにするのではなく、一つの情報として聞くくらいにした方がよい。初心者の方が、何が正しいのか分からない状況になっていることを危惧している。

サイトが飛ぶという表現について

いくつかのケースが想定できるとのこと。

  1. ガイドライン違反で手動対策が行われて順位が下がった
  2. ガイドライン違反で手動対策が行われてインデックスから削除された
  3. アルゴリズムの対策で表示されなくなった
  4. ガイドライン違反とは関係なく、アルゴリズムの変動で順位が下がった
  5. ガイドライン違反とは関係なく、アルゴリズムの変動で表示されにくくなった
  6. noindexなど設定ミスによるケース

ホワイトな施策で飛んだ、ブラックな施策で飛んだ、この2つの内容はぜんぜん違う。
専門家は分かって会話しているけど、初心者の方が「ホワイトな施策をやっても飛ぶんだ、じゃあホワイトをやってもしょうがない」といったように勘違いして初心者の方がブラックに行ってしまうのはもったいない。

世の中に流れている情報は玉石混交なので、何が真実なのか、見極めること。SEO上級者の方は、初心者の方を惑わせるような用語の使い方は気をつけて欲しい。検索結果から集客するのであれば、公式情報をフォローして欲しい。その一つとしてオフィスアワーがある。

ウェブマスターとコンテンツ クリエイターの方々のお役に立つために

Googleが目指しているものと、現状できていることは違う

Googleを攻略したい、対策したい、敵みたいに感じている人もいるかも知れませんが、なるべく皆さんの声を聞いて、全員が納得できる検索結果を目指している。ただし、それはなかなか難しい。

Google検索で現状できていないことはあって、それを改善しようと努力している。

さいごに

「GoogleはサイトにおけるSEO施策について、あらゆる観点で理解しようとしている」というお話に僕は納得しました。

中古ドメインを使ったからと言って、そのことが原因で順位が上がるものではありません。

ランキングの要素は他にもたくさんあるに関わらず、中古ドメインを使って順位が上がると、中古ドメインによって上がったという考えになりやすいですけどね。

金谷さんがウェブ担当者ならば、そのドメインを本当に使いたい場合を除いて、中古ドメインを意図的に使うことはないとのことです。

ドメインを取得する際、中古ドメインかどうか気になるのであれば、購入前に、Internet Archive で確認するとよいと思います。ただし、ドメインの前所有者がどんな運用をしていたか分からない点も多いのでご注意ください。

2018年10月31日のオフィスアワーでも同様の質問があり、中古ドメインについて、プロダクトエキスパートの中田さんとまみずさんがお話されているので、ぜひご覧ください。

Japanese Webmaster Office Hours(ウェブマスター オフィスアワー 2018 年 10 月 31 日)
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