「+メッセージ」を3大キャリアが共同で発表しました。
共同で記者会見するあたり、足並みをそろえて一気に普及させたいと考えているのでしょう。
料金プランも足並み揃えてるんだから、まあ当然の流れだよね。
以前のエントリーで次世代メッセージサービス「RCS」について書きましたが、「RCS」の名称が「+メッセージ」に変更したようです。
Googleは公式ブログで、次世代メッセージサービス「RCS」の普及を拡大していくと発表しました。推進にあたっては、通信キャリア43社と提携して進めていく模様です。
「+メッセージ」は共同で記者会見をしていますが、実態は「GSMA」が策定してGoogleが推進する「RCS」に乗っかるだけというのは、何とも情けない気がしますね・・・
大手携帯電話事業者のNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが新サービスで協力する。3社は4月10日、電話番号だけで長文のメッセージ交換や写真・動画のやりとりができるアプリ「+(プラス)メッセージ」を5月9日にリリースすると発表した。スタンプ送信やグループでのメッセージ交換も可能だ。
Android/iOSのスマートフォン・タブレット向け。Android搭載のフィーチャーフォン(従来型携帯電話)への対応も検討する。
キャリア各社は今後、MVNO(仮想移動体通信事業者)などへの導入についても検討を進めていく方針だ。
NTTドコモ スマートライフビジネス本部の藤間良樹担当部長は、「多くのユーザーから『他社にメッセージを送りづらい』との不満があったが、これを解消したい。今後はキャリアを問わずメッセージ交換ができるのが当たり前の時代になる」と話している。
「+メッセージ」は2018年5月9日にサービスを開始するようです。まずはAndroidからでiOSは準備ができ次第とのことです。
「+メッセージ」の特徴
「+メッセージ」の特徴についてです。
LINEやMessengerとの違いは、ほとんどありませんね。
- 電話番号宛にメッセージ、写真、動画を送受信可能
- 文字数の上限は2730文字
- 専用スタンプあり
- グループメッセージも可能
- 地図情報も送信できる
- データ通信でやり取りするので、今までのSMSのように1通3円は不要
- 利用には専用アプリ「+メッセージ」が必要
- ユーザーは携帯キャリアを意識しないで送受信できる
- ユーザーはAndroid・iOSを意識しないで送受信できる
- ガラケーは使えない
- 今までのSMSアプリも並行して利用できる
- MVNOへ提供する可能性もあり
LINEのシェアを奪えるの?
3大キャリアとしてみれば、LINEのシェアを奪いたいところでしょう。が、うまくいくのかどうかは微妙。
キャリアで発売しているスマホは、おそらく「+メッセージ」のアプリをプリインストールするんだろうね。でも、ユーザーが今まで使っていたLINEを止めて、「+メッセージ」に移行するとは思えません。
ユーザーはどんなメッセージアプリを利用しているのか?
ユーザーが利用しているメッセージアプリを見ていきましょう。他にもあるかもしれませんが主要なものを紹介します。InstagramやTwitterのDMを使ってるユーザーも多いと思います・
iOSユーザー
- LINE
- Messenger
- ハングアウト
- iMessage
Androidユーザー
- LINE
- Messenger
- ハングアウト
- メッセージ(Android純正アプリ)
僕が使っているメッセージアプリ
以下の4つを日常的に使っています。
- LINE
- Messenger
- ハングアウト
- iMessage
これに今回の「+メッセージ」が加わるとかマジで面倒なんだけど・・・
メッセージアプリはこれ以上増やさないで欲しい
メッセージアプリをこれ以上増やさないで欲しいのが、ユーザーの本音だと思います。
今回の「+メッセージ」は、LINEの代替を狙っているのかもしれないけど、メッセージアプリが増えるのは勘弁して欲しいと思うのは、僕だけではないはず。
OSレベルじゃないと解決できなそう・・
以下のメッセージを1つのアプリで送受信できると便利だと思いませんか?
- LINE
- Messenger
- ハングアウト
- iMessage
- メッセージ(Android純正アプリ)
OSレベルでメッセージアプリを開発しないと難しそう。AppleかGoogleが開発してくれればいいんだけどね。
さいごに
今回、3大キャリアは、「RCS」の規格に乗っかる形で「+メッセージ」をローンチします。
これ以上メッセージアプリを増やして欲しくないのが正直な意見です。専用アプリとかマジで勘弁して欲しいですわ。もう少しユーザーのことを考えて欲しいですね。
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