先日のエントリーでは、Googleカレンダーで他のユーザーとスケジュールを共有する方法について書きました。
Mac・Windowsどちらでも、ブラウザでGoogleカレンダーを表示している場合は、他のユーザーと共有したカレンダーが表示されます。当たり前ですがw
でもね、GoogleカレンダーをMacやiPhoneの「Appleカレンダー」で同期している場合、デフォルトの設定では、マイカレンダーは同期されますが、共有カレンダーは同期されません。これはGoogleカレンダーの仕様です。
なので、Googleカレンダーの同期設定を変更しなければ、「Appleカレンダー」に共有カレンダーは同期されないのです。
ということで、今日のエントリーは、他のユーザーと共有したGoogleカレンダーをMacやiPhoneの「Appleカレンダー」で同期する方法について紹介します。
GoogleカレンダーとAppleカレンダーはCalDAVで同期している
GoogleカレンダーとAppleカレンダーはCalDAVで同期しています。
CalDAVって何?という方も多いと思いますので、CalDAVをかんたんに説明します。
CalDAVとは、WebDAVを使ったカレンダーサーバの通信規格です。GoogleカレンダーとAppleカレンダーは、CalDAVで通信しているので、Googleカレンダーの情報をAppleカレンダーで同期することができるのです。
10年位前のMac OSX 10.5 Leopardの頃は、Macのカレンダーアプリは、カレンダーではなく、iCalという名称でした。iCalにGoogleカレンダーを同期させるには、iCal側でCalDAV プロトコルを使って設定しなければならなかったので面倒だったんだよね。
今のmacOSのカレンダーアプリは、GoogleカウントでログインするだけでGoogleカレンダーと同期しますが、裏ではCalDAVで通信しているのです。
「Appleカレンダー」で自動的に同期されるカレンダー
「Appleカレンダー」で自動的に同期されるカレンダーは、次の2つのカレンダーだけです。
- GoogleカレンダーをPCブラウザで表示した際、「マイカレンダー」に表示されるカレンダー
- 誕生日
上記以外のカレンダーは、「Appleカレンダー」で自動的に同期されませんので、手動で同期する必要があります。なので、他のユーザーと共有したカレンダーは手動で同期しなければならないのです。
他のユーザーと共有したカレンダーをMacやiPhoneの「Appleカレンダー」で同期する方法
他のユーザーと共有したカレンダーをMacやiPhoneの「Appleカレンダー」で同期する方法を紹介します。
他のユーザーと共有しているカレンダーは、「妻 外出」カレンダーです。
- 「カレンダーの同期」のページへアクセス
- 「Appleカレンダー」と同期するカレンダーを選択
- 他にも表示させたいカレンダーがあればチェックを入れる
- 「保存」をクリック
1. 「カレンダーの同期」のページへアクセス
「カレンダーの同期」のページへアクセスします。
Googleカレンダーの同期設定画面が表示されます。
なんか昔のGoogleの画面って感じがすると思ったら、コピーライトに2009 Googleって書いてあるw
2. 「Appleカレンダー」と同期するカレンダーを選択
「Appleカレンダー」と同期するカレンダーにチェックを入れてください。「マイカレンダー」にはチェックが入っていますが、「共有カレンダー」にはチェックが入っていないのでチェックを入れます。
3. 他にも表示させたいカレンダーがあればチェックを入れる
他にも表示させたいカレンダーがあればチェックを入れてください。
4. 「保存」をクリック
「保存」をクリックすれば、他のユーザーと共有したGoogleカレンダーが「Appleカレンダー」と同期します。
さいごに
以上、他のユーザーと共有したGoogleカレンダーをMacやiPhoneの「Appleカレンダー」で同期する方法でした。
ブラウザでGoogleカレンダーを表示しているユーザーは、共有しているユーザーのカレンダーも自動的に表示されます。ですが、MacやiPhoneの「Appleカレンダー」を使って、Googleカレンダーを同期しているユーザーは、共有ユーザーのカレンダーはデフォルトでは同期されないので、ご注意くださいね。
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