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Appleは「Texture」を買収して、雑誌のコンテンツをバラバラにしてApple Newsで配信するってさ!

Appleアプリ

Appleが電子書籍の雑誌サービス「Texture」を買収しました。
iOSで提供しているApple News上で、ユーザーの関心に応じたコンテンツを配信していく模様です。

米Appleは3月12日(現地時間)、定額制オンライン雑誌配信サービスの米Textureを買収することで合意に達したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。

Appleのインターネットソフトウェア&サービス担当上級副社長、エディ・キュー氏は発表文で「Appleは、信頼できる情報源からの高品質なジャーナリズムと、雑誌が読者のために美しくデザインされた魅力ある記事を創造し続けられるようにすることにコミットしている」と語った。

Apple、“雑誌のNetflix”サービスTextureを買収 「高品質なジャーナリズムにコミット」

Appleは雑誌のサブスクリプションをやるのではなく、雑誌のコンテンツをバラバラにしてApple Newsで配信することを考えているようです。

最近、スマホのOSを開発しているいるAppleやGoogleが自社アプリを使ってニュース配信するようになっています。

今日のエントリーは、Appleは「Texture」を買収して、雑誌のコンテンツをバラバラにしてApple Newsで配信する件についてお話します。

「Texture」とは?

Appleが「Texture」を買収
「Texture」を知らない方もいるので、かんたんに説明します。

「Texture」とは、月額9.99ドルでおよそ200種類の雑誌が読み放題になるサブスクリプションのサービスです。2012年から提供しています。

Apple Music、Spotify、Netflix、Kindle Unlimitedの雑誌版というとイメージしやすいかも。iOSだけでなく、AndroidやAmazon Kindleでもアプリは用意されています。

Texture

「Texture」は高品質なコンテンツを提供している

紙の雑誌の特徴は、編集者がきちんと編集をしていることですよね?なので、「Texture」は高品質なコンテンツを提供しているサービスと言えるでしょう。

Facebookの偽ニュースのような事態にはならないと思います。

Appleは「Texture」を買収して、雑誌の読み放題サービスをiOS上で展開するわけではない

Appleは「Texture」を買収して、雑誌の読み放題サービスをiOS上で展開するわけではありません。

「Texture」で提供する雑誌の一部を、Appleユーザーの関心に基づいて、Apple Newsアプリ上でユーザーに提供するような形を考えている模様です。

要するに雑誌のコンテンツをバラバラにして、1つ1つのコンテンツを、Apple Newsで必要としているユーザーに配信するのです。

紙の雑誌をそのまま電子化しても誰も読まない

電子書籍の雑誌って、スマホでは絶対に読みません。画面が小さくて見にくいですからね。

ほとんど全ての電子書籍の雑誌は、紙の雑誌をそのままデジタル化しただけなので、タブレットでも僕は全く読む気がしません。

僕はプライム会員なのでPrime Readingで雑誌が読み放題なんだけど、電子書籍の雑誌は全く読みません。Kindleにある電子書籍の雑誌は、紙の雑誌をそのまま電子化しているだけなので、読みにくいんだよね。もっとスマホやタブレットに最適化してくれれば読むんだけど。

Apple Newsで「Texture」のコンテンツを配信

Apple Newsで「Texture」のコンテンツが読めるようになるという話なので、雑誌のコンテンツをバラバラにして、ユーザーの関心に合わせて、コンテンツを配信します。

これは楽しみです。だって、ユーザーの関心のあるコンテンツを雑誌の中から探してくれるってことでしょ?絶対にニーズありますって。

今の時点では、Apple Newsはアメリカ・イギリス・オーストラリアの3ヶ国でしか提供されておりません。まずは英語圏で「Texture」のコンテンツを提供していく模様です。

Googleアプリも進化してるのご存知ですか?

Googleアプリもユーザーが関心のあるニュースを届けてくれます。

つい先日、Googleアプリは、iOS版、Android版のアプリが一新され、OSのUIがかなり近くなりました。Android版がiOS版に近づいた感じですね。

Googleの場合は、Googleアカウントに紐付いたユーザー情報を持っているので、ユーザーにとって関心の高いニュースを届けることが可能です。

SmartNewsやグノシーのように、ニュースのカテゴリ別にタブで切り替えられるようになれば、みんな使うと思うよ。

SmartNewsやグノシーはやばいかも

グノシーの広告がウザいのは昔からですが、最近SmartNewsの広告もかなりウザい感じになりました。

ニュースアプリの開発元って、マネタイズしていくフェーズになると、広告を入れるしかないから、ユーザーの使い勝手は無視されている感じです。なので、僕はSmartNewsもグノシーも使うのやめました。両方とも同じようなニュースしか掲載されないし、対して役に立たないステマのような記事も多くなってきましたからね。

今後のニュースアプリは?

今後、ニュースアプリは淘汰されていくと思いますよ。

だってOSがニュースの機能を提供すると、ニュースアプリは不要になりますからね。

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SmartNewsやグノシーは複数端末を持っていると、アプリの設定やTwitterとの連携などを個別に設定しなきゃならないのも、マジで面倒くさいです。OSレベルでニュースが提供されるのであれば、GoogleアカウントやApple IDでログインすればいいだけなので、ユーザーの使い勝手は高いのです。

さいごに

以上、Appleは「Texture」を買収して、雑誌のコンテンツをバラバラにしてApple Newsで配信する件についてでした。

ニュースやユーザーの関心に合わせたコンテンツをユーザーに届けるとなると、AppleよりもGoogleが断然強そうですが、Googleがニュースを配信するだけなのに対して、Appleは雑誌のコンテンツをバラバラにしてユーザーに提供するというのが新しいですね。

Appleによる「Texture」の買収がうまくいくのかは分かりませんが、Apple IDに紐付いた個人情報をAppleは持っているので、今後の「Texture」の展開は楽しみですね。