大容量ファイルをメールで送る際、どのようにしていますか?
最近はGoogleドライブやDropboxがあるので、オンラインストレージで大容量ファイルを共有するユーザーが多いと思います。
このブログの読者のようなネットリテラシーの高いユーザーならば、Googleドライブでファイルを共有しても、全く問題はありませんよね?
でもね、世の中、ネットリテラシーの低いユーザーが圧倒的に多いわけです。その場合、Googleドライブでファイルを共有といっても通じなかったりしますよね。
大容量ファイルをメールで送る場合、「宅ふぁいる便」を使うユーザーが多いです。ただし、「宅ふぁいる便」は、無料だと300MBまでしか使えないので、それ以上の大きなファイルは送れません。
300MB以上のファイルを送る場合、「Mail Drop」を使うことをオススメします。
なんと「Mail Drop」は、5GBまでの添付ファイルがメールで送信できますからね。しかも「Mail Drop」は、Apple製品や、Appleユーザー限定の機能ではありません。Windowsユーザーも使えるし、Gmailのアドレスから送信するメールアドレスからも使えるのです。
今日のエントリーは、「Mail Drop」の使い方についてお話します。
「Mail Drop」
「Mail Drop」を使えば、最大5GBまでの大容量ファイルをメールで送信することができます。
一時的にiCloudサーバーに保存することで、大容量ファイルが送受信できる仕組みになっています。「Mail Drop」に添付されたファイルは、iCloudサーバーに30日間保存されます。受信したユーザーは、受信してから30日間以内にダウンロードすればOKです。
まあ実際に1GB以上のファイルをメールで送るのは、送信者・受信者の双方に時間がかかるのでオススメできないんだけどね・・・
そこまでファイルサイズが大きくないデジタル一眼で撮影した「ファイルサイズの大きな写真」をメールで送るときには便利ですよ。
Apple製品で「Mail Drop」を使う際の注意点
- 「Apple純正メールアプリ」を使えば、大容量ファイルを送信するのに、特別な設定は不要
- 「Apple純正メールアプリ」を使えば、iCloudメールだけでなく、Gmailのアドレスからでも「Mail Drop」の機能が利用できる
Windowsで「Mail Drop」を使う際の注意点
・iCloudメールからでないと、「Mail Drop」を利用できません。icloud.comを開いて、ウェブ上から送信することになります。
macOSで「Mail Drop」を使ってファイルを送信する手順
macOSで「Mail Drop」を使ってファイルを送信する手順です。
- Apple純正のメールアプリを立ち上げる
- 新規メールを作成し、大容量ファイルを添付する
- 送信ボタンをクリック
- 「添付ファイルをMail Dropで送信しますか?」と表示されるので、「Mail Dropを使用」をクリック
1. Apple純正のメールアプリを立ち上げる
Apple純正のメールアプリを使うと、iCloudメール以外のGmailのメールアドレスからも、「Mail Drop」が利用できます。
なので、Apple純正のメールアプリを立ち上げてください。
2. 新規メールを作成し、大容量ファイルを添付する
以下の画像のように、新規メールに大容量ファイルを添付します。今回は1.54GBのファイルを添付します。
3. 送信ボタンをクリック
送信ボタンをクリックします。
4. 「添付ファイルをMail Dropで送信しますか?」と表示されるので、「Mail Dropを使用」をクリック
以下の画像のように「Mail Dropを使用」をクリックします。
この手順で、5GBまでの大容量ファイルを送信できます。
Windowsで「Mail Drop」を使ってファイルを送信する手順
Windowsの場合、iCloudのメールアドレスからでないと、「Mail Drop」は使えません。
iCloudのメールアドレスは、Apple IDを作れば自動的に付与されます。昔はApple IDを新規作成するには、Apple製品からしかできませんでしたが、今はWindowsからもApple IDを新規作成することが可能です。
以下、Windowsで「Mail Drop」を使ってファイルを送信する手順です。
- ブラウザからicloud.comを開いて、メールを開く
- iCloudメールで新規メールを作成し、大容量ファイルを添付する
- 「Mail Dropを使用してファイルを配布しますか?」と表示されるので、「Mail Dropを使用」をクリック
- 大容量ファイルがiCloudサーバーにアップロードされる
- メールが送信される
1. ブラウザからicloud.comを開いて、メールを開く
まずはiCloudメールをブラウザで開きます。
2. iCloudメールで新規メールを作成し、大容量ファイルを添付する
新規メールに大容量ファイルを添付します。
3. 「Mail Dropを使用してファイルを配布しますか?」と表示されるので、「Mail Dropを使用」をクリック
4. 大容量ファイルがiCloudサーバーにアップロードされる
iCloudサーバーにファイルがアップロードされます。1GBを超えるファイルだとアップロードにかなり時間がかかります。
5. メールを送信
送信ボタンをクリックすれば、メールが送信されます。
「Mail Drop」経由でファイルを受信する
Apple純正のメールアプリで受信すると、いきなりダウンロードが始まるんだよね。で、ファイルサイズにもよりますが、メールアプリがフリーズすることが多いです。Core i7 3.5GHz、GPU 4GB、メモリ32GBのiMacでフリーズするってどうなの?
Gmailで受信
Gmailで受信するなら、ブラウザで開くことをオススメします。クリックしない限りダウンローされませんからね。
まとめ
以上が、5GBまでの添付ファイルを添付できる「Mail Drop」の使い方です。
Appleユーザーだけでなく、iCloudメールアドレスを持っていれば、Windowsユーザーも使うことができます。「宅ふぁいる便」は300MBまでのファイルしか無料で送れませんので、それ以上のサイズのファイルを送る際に「Mail Drop」を使ってください。
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