2017年7月25日、Chromeのアップデートがあり、バージョンがChrome60になりました。
Chrome Releasesによる公式発表では、40のセキュリティの脆弱性のアップデートがあった模様です。
This update includes 40 security fixes.
早速、Mac・Windows・iOSの端末で、Chrome60をアップデートをしました。
でもね、AndroidのChromeは、Google Playで更新をチェックしても、最新版のChrome60は降りてこないのです。なんで?
わたくしは、Nexus 5X(Android 7.1.2)を使っています。GoogleとLGで共同開発したモデルなのに、最新のChrome60が使えないんだよね。
多くのAndroidユーザーは、Chrome60のアップデートが降りてくるまでの期間、1つ前のバージョンであるChrome59を使わなければならないんだよね。
Chromeのアップデートの意義
Chromeのアップデートの意義は、次の2つです。
- 新機能の追加
- セキュリティの脆弱性を埋める
Android版のChromeが、最新のアップデートが降りてこないって、セキュリティ的にNGだと思いませんか?
AndroidもChromeもGoogleが開発してるんだから、真っ先にアップデートができてもいいと思うけど、このへんは謎ですわ。iOS版のChromeのアップデートがAndroid版より遅いなら、分かりやすいんだけど、逆だもんね。
Android版Chromeの最新アップデートは、全ユーザーに一斉に降りてこない
iOSの場合、App Storeから全ユーザーへ一斉に最新のアップデートが降りてきます。
なので、全ユーザーが最新バージョンのChrome60へアップデートすることが可能です。
MacやWindowsも同様です。
でもね、Androidの場合、どういうアルゴリズムなのかよく分かりませんが、全ユーザーへ一斉にアップデートが降りてこないんだよね。
Chrome60は、40のセキュリティの脆弱性のアップデートを提供しているので、最新バージョンを使いたいユーザーは多いと思うんだけどね。
Googleアシスタントも、ユーザーによってアップデートが降りてくる時期は違った
Googleアシスタントも同様で、ユーザーによって降りてくる時期がバラバラでしたよね。
早いユーザーは6月の前半にアップデートが降りてきたようですが、わたくしのNexus 5XにGoogleアシスタントが降りてきたのは、6/30でしたからね。
最新のChromeを使うなら、「Chrome Beta」をインストールすべし!
Android版のChromeは、「Chrome」「Chrome Beta」「Chrome Dev」「Chrome Canary(試験運用版)」の4種類があることをご存知ですか?
何が違うのかというと、Chromeのバージョンが異なります。2017年7月25日現在のChromeのバージョンは以下のとおりです。
- Chrome・・・Chrome59
- Chrome Beta・・・Chrome60
- Chrome Dev・・・Chrome61
- Chrome Canary(試験運用版)・・・Chrome62
Chrome
通常のChromeです。ほとんどのユーザーがこのバージョンを使っているはず。
十分にテストしてからリリースされていますので、不具合なく使いたいユーザー向けです。
ただし、新しいChromeのバージョンがリリースされた場合、iOS・Mac・Windowsは最新バージョンにアップデートできるのに対して、Android版Chromeはアップデートが少し遅いというデメリットがあります。
2017年7月25日にiOS・Mac・WindowsがChrome60へアップデートしたのに、Android版ChromeはChrome59ですからね。
- 最終アップデートは、2017年6月30日
- バージョンは、Chrome59
Chrome Beta
Chromeのベータ版です。通常のChromeよりも1つ新しいバージョンになります。
ベータ版といっても、Chrome60のリリースが発表された2017年7月25日にアップデートされています。
わたくしは、「Chrome Beta」を使っていますが、特に不具合もありません。また、iOSと同じ最新のChromeがリリースと同時に使えるので、iOS・Mac・Windowsと同じバージョンでChromeを使いたいユーザーは、「Chrome Beta」を使うことをオススメします。
セキュリティ的にも脆弱性が埋まっているから安心だもんね。
- 最終アップデートは、2017年7月25日
- バージョンは、Chrome 60
Chrome Dev
Chromeのデベロッパー版です。通常のChromeよりも2つ新しいバージョンになります。
デベロッパー版なので、最新機能が使えるというメリットはありますが、動きがカクカクしたり、フリーズしたりするデメリットもあります。
- 最終アップデートは、2017年7月21日
- バージョンは、Chrome 61
Chrome Canary(試験運用版)
試験運用版なので、不具合もあります。上級者向けです。通常のChromeよりも3つ新しいバージョンになります。
・これは試験運用版のリリースです。このリリースはテストが行われていません。動作が不安定になったり、場合によっては実行されなかったりする可能性があります。デベロッパーまたは上級ユーザーのみのご利用をおすすめします。
- 最終アップデートは、2017年7月25日
- バージョンは、Chrome 62
まとめ
Android版のChromeのアップデートが降りてこない方は、「Chrome Beta」を使うことで、最新バージョンのChromeを使うことが可能です。
iOS・Mac・Windowsと同様に、最新のChromeを使いたいユーザーは、「Chrome Beta」を使うことをオススメします。
といっても、最新版Chromeのリリースから10日も経てば、Android版Chromeも最新バージョンのアップデートが降りてくるんだけどね。
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