先日、川上量生氏の「鈴木さんにも分かるネットの未来」の古本を、Amazonマーケットプレイスで購入しました。
「鈴木さんにも分かるネットの未来」は、ジブリが毎月発行している小冊子「熱風」に、川上量生氏が連載していたものを、まとめた書籍です。手元に「熱風」があるので、書籍はいらないかなと思っていたのですが、38円と安くなっていたので購入しました。
ところが、コンディションは「良い」「書き込みがあるという記載は全く無し」にも関わらず、実際に届いたら書き込みだらけの書籍でした・・・上記の画像のような書き込みが数十頁にも及びます・・・
年間20冊以上、Amazonマーケットプレイスで古本を購入しますが、このような醜い書き込みの書籍は初めてでした。
この記事では、「Amazonマーケットプレイス保証」の申請方法についてお伝えします。
Amazonマーケットプレイス保証とは
Amaznoのヘルプによれば、Amazonマーケットプレイス保証とは、
Amazon.co.jp では、購入者の方がAmazonマーケットプレイスの出品者から商品を安心して購入していただくために、保証プログラムを用意しています。Amazonマーケットプレイス保証は、購入された商品のコンディションや配送を保証するものです。
Amazon.co.jpのウェブサイトで出品者から商品を購入するお客様は、配送料を含めた購入総額のうち、最高300,000円まで保証されます。
Amazonマーケットプレイスで書籍を購入する場合、ちゃんとした古本屋から、個人での出品まで、出品者の幅はかなりあります。なので、到着した商品の状態でトラブルになった際、Amazonが保証してくれるというのが、Amazonマーケットプレイス保証ということになります。
出品者に連絡する
Amazonマーケットプレイス保証を申請する前に、まず出品者に連絡を取ることにしました。
Amazonマーケットプレイス保証を申請されると、出品者の顧客満足指数が下がる仕組みになっていることを知っていたからです。
出品者が誠意ある対応をしてくれるのであれば、Amazonマーケットプレイス保証をしなくてもいいかなと考えていました。
Amazonマーケットプレイス保証申請はすべて注文不良としてカウントされますか?
いいえ。すべてのAmazonマーケットプレイス保証申請が注文不良としてカウントされるわけではありません。却下されて購入者が取り下げた申請など、却下されて解決済みとなった保証申請は注文不良率に影響しません。
出品者への連絡方法
- アカウントサービス→注文履歴→該当商品→出品者へ連絡
お問い合わせ内容を選択
返品および返金についてを選びます。
出品者にメッセージを入力して、Eメールを送信
出品者への連絡を時系列で見る
どのように出品者に連絡をしたか時系列で見てみましょう
2/25 到着後、書き込みがひどいので、出品者へ連絡する
お世話になっております。
先日購入した書籍ですが、書き込みが多数あり状態が酷いので、返品したくご連絡いたしました。
2/26 出品者より返事
お問いあわせありがとうございます、コンディションの説明に記載のため返品につきましてはお客様負担の送料となりますが、到着後、商品代金の返品を受け付けしております。ご了承いただきましたら返送先をお伝えいたしますのでご連絡お待ちしております。
2/26 再度こちらからメール
コンディションは「良い」の商品でしたが、書き込みについての記載は特にありませんでした。数十頁にわたって書き込みがありますので、その旨、商品説明に記載しても良かったと思いませんか?往復の送料を私が負担するのは納得がいきません。
3/2 返事が来ないので、Amazonマーケットプレイス保証を申請する
4日間待って返事が来ないので、わたくしはこの出品者とは断固戦う決意をしました。
Amazonマーケットプレイス保証を申請することにします。
Amazonマーケットプレイス保証を申請できる条件を、Amazonヘルプで確認すると、
次のいずれかに該当する場合は、Amazonマーケットプレイス保証を申請してください。ただし、申請の前にまず出品者に連絡し、問題解決の機会を出品者に与えるため48時間お待ちください。
- 商品が届いておらず、お届け予定日の最終日または配送ステータスで配達完了の表示が確認できた時点(どちらか早い方)から3日が経過した。
- 注文と違う商品が届き、返品リクエストを送信した。
- 商品を返品したが、出品者が返金に応じない。
今回、見事にこの条件に一致しますからね。
ちなみにAmazonマーケットプレイス保証の申請期間は、「お届け予定日の最終日から90日以内」となっています。
また、Amazonmのヘルプによると、過去の申請件数にもとづいて、申請が断られる場合もあるようです。クレーマー対策としては当然ですよね。
Amazonマーケットプレイス保証の申請方法
Amazonマーケットプレイス保証の申請方法です。
以下の手順で行いました。
- Amazonサイトの注文履歴へ
- 「Amazonマーケットプレイス保証を申請」をクリック
- 申請理由を選択
- 追加情報を入力して、「Amazonマーケットプレイス保証を申請」をクリック
- Amazonマーケットプレイス保証の申請が完了
- Amazonから「Amazonマーケットプレイス保証の申請を受け付けました」というメールが届く
1. Amazonサイトの注文履歴へ
注文履歴へアクセスします。
- アカウントサービス→注文履歴→該当商品へ
2.「Amazonマーケットプレイス保証を申請」をクリック
Amazonマーケットプレイス保証を申請をクリックします。
3. 申請理由を選択
申請理由を選択します。
4. 追加情報を入力して、「Amazonマーケットプレイス保証を申請」をクリック
追加情報に、なぜ今回、Amazonマーケットプレイス保証を申請するのかという経緯を記載します。以下の内容を記載しました。
「 お世話になっております。先日、古本をマーケットプレイスで購入しましたが、書き込みが数十頁もあり、ひどい状態の商品でした。その旨、出品者へ連絡をしたところ、返品の条件は、送料は購入者の負担という内容の返信が来ました。その後、当方から「送料も含めて返金して欲しい」旨の連絡を入れましたが、出品者からの連絡は3日間ありませんでした。
納得ができないので、Amazon マーケットプレイス保証を申請いたします。」
追加情報を入力したら、「Amazonマーケットプレイス保証を申請」をクリックしてください。
5. Amazonマーケットプレイス保証の申請が完了
6. Amazonから「Amazonマーケットプレイス保証の申請を受け付けました」というメールが届く
メールには、担当部署にてこの問題を審査し、通常は1~2週間以内に解決されますという内容が書かれていました。
Amazonマーケットプレイス保証が適用されるまでの期間
今回、わずか1日でAmazonマーケットプレイス保証の申請が適用されました。
申請後の翌日にAmazonからメールが届き、Amazonマーケットプレイス保証の適用を認め、注文代金の返金を完了しましたという内容でした。
Amazonの素早い対応に感謝です。
まとめ
今回、初めてのAmazonマーケットプレイス保証の申請だったこともあり、わずか1日で審査が完了して、返金してもらえることになりました。
合計295円が返金されました。
- 商品代金38円
- 配送料257円
ヤフオクやメルカリだと、誠意のない出品者とトラブルになっても、プラットフォームが介入してくれることはまずありません。商品の状態などのトラブルは、当事者間でやり取りしてくださいということになっています。
プラットフォーマーとしてのAmazon
Amazonは、プラットフォーマーとしての仕事をきちんとしていると思いませんか?
インターネットは価格の比較ができるので、古本は、どんどん値段が安くなります。出品者からすると、どんどん利益が出ないような構造になっています。その結果、利益が少なくなると薄利多売になり、商品説明をきちんと記載しない出品者が出てくるので、購入者との間でトラブルになってしまいます。
こういう事態を想定して、Amazonは、「Amazonマーケットプレイス保証」を作っているのだと思います。
トラブルになった際も、Amazonはきちんと購入者の目線で対応してくれます。「Amazonマーケットプレイス保証」で、きちんと返金対応してくれます。
Amazonのプラットフォーマーとしての対応は、非常にしっかりしているので、ユーザーは安心してAmazonで商品が購入できるということを改めて再確認しました。
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