日本政府は、2020年の東京オリンピックに、レベル4の自動運転のタクシーやバスを走らせる計画を進めています。
自動運転システムが登場することで、運転手の仕事が激減することは明らかです。
特にタクシーの運転手は、自動運転車に代替されることは間違いないです。絶対に人間の手が必要な「介護タクシー」などへ、今から業態を変更するなどの戦略を保つ必要がありますね。
週間現代の記事で、自動運転でなくなる職業についての特集がありました。
1位 空港内などの巡回バスの運転手
2位 法人タクシーの運転手
3位 鉱山・林業・建設現場の運搬車作業員
4位 米・穀物・トウモロコシ農家
5位 ローカル線の鉄道運転士
6位 長距離ドライバー
7位 路線バスの運転手
8位 宅配便のドライバー
9位 ごみ収集作業員
10位 コンビニの店員
11位 カー用品店の店員
12位 郵便配達員
13位 自動車修理工
14位 小規模駐車場のオーナーと管理人
15位 個人向け格安自動車保険の業者
16位 民間自動車教習所
17位 免許センターの職員
18位 自動車関連メーカー
19位 白バイ警官
20位 個人タクシーの運転手
仕事がなくなるのは、自動車の運転手だけじゃない
今の時点でも、飛行機のパイロットだって離着陸だけしか操縦していません。基本、オートパイロットで飛行機は飛んできます。
技術的には、今の時点でも、離発着を含めて、飛行機の自動運転は可能なはず。でも航空会社がやらないのは、パイロットには、飛行機を操縦する仕事があると同時に、旅客機の責任者という重大な任務があるからです。
人を乗せる旅客機の場合、想定外の事態が起こった際に、パイロット不在の飛行機には、誰も乗りたがらないというのがあるだろうし。
ということで、飛行機の自動運転は、まずは貨物機から無人機が運行していくだろうね。
Amazonの航空貨物は自動運転になるはず
Amazonの航空貨物は、法律面さえクリアすれば、すぐにでも自動運転になります。
Amazonは、物流企業としてのプラットフォームになっていきますね。
同社が航空貨物事業「Amazon Air(アマゾン・エアー)」を始めたのは2016年。その直後から同航空貨物施設のプロジェクトに着手。19年5月には起工式を行い、創業者で現会長のジェフ・ベゾス氏などが参加した。建設に投じた費用は15億ドル(約1700億円)。計画開始から4年超を経て完成した。
自動運転の技術はどんどん性能が上がっている
先日、GoogleからスピンアウトしたWaymoの自動運転車の性能が、格段に上がっているようです。
Waymoの自動運転車が2016年にカリフォルニア州の公道を走行した距離は63万5868マイル(約102万3330km)だったが、そのうちドライバーが運転を替わる必要があったのは124件で、2015年の341件から減少した。2015年における自動運転車の走行距離は42万4331マイル(約68万2894km)だった。
Waymoが強調しているように、1000マイル(約1609km)あたりの自動運転機能解除件数は2015年の0.8件から2016年には0.2件となり、前年比で75%減少した。
Waymoで自動運転技術の責任者を務めるDmitri Dolgov氏は、同社の「進歩に満足している」と述べ、近いうちに自動運転車が交通の安全を改善できることに楽観的な見方を示した。
Dolgov氏は次のように述べている。「このように4倍も改善できたのは、われわれがソフトウェアやハードウェアの機能を強化して成熟させるために取り組んできた相当な作業を反映している。それに当社は、人々をドアツードアで輸送できる自動運転車を開発しているので、ほぼすべての時間を都市や郊外の複雑な道路に費やしている」
「そのためわれわれは、歩行者や自転車に乗る人と交通の安全を共有するとともに、無防備な左折をしたり多車線の交差点を横断したりするなど、高度な操作を練習するという貴重な経験を得た」(Dolgov氏)
まとめ
自動運転の技術が進むと、運転手という仕事はなくなっていくことは間違いないです。
運転する部分だけならば、自動運転の機械で代替可能ですから。
Googleやテスラの自動運転の開発を見ていると、2020年までには、自動運転車が一般的になりそうですね。
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