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飲酒運転はアルコール検知器で撲滅すべし

よもやま話

飲酒運転のニュースに怒りを覚えます。しかも警察官って・・

後を絶たない飲酒運転の撲滅に向けて官民挙げて取り組んでいる時に、取り締まるべき警察官がなぜ--。北海道警帯広署員2人が酒気帯び運転の疑いで逮捕されたうえ、2人の乗った車が当て逃げ事故を起こしていたことも判明。道内では衝撃が広がった。

警官の飲酒運転3年連続 道民「あきれた」

飲酒運転はアルコール検知器で撲滅するべきです。

アルコール検知器を車に搭載する

自動車メーカーは、自動車にアルコール検知器を搭載すべき。

アルコールを検知したら自動車の制御システムと連動させて、運転できないようにすべきだよね。ガソリン車だったらエンジンが掛からないようにするべきだし、電気自動車ならモーターへの電気をストップさせる。

更に言うと、国交省は、アルコール検知器が搭載されていない自動車に対して、車検を通さななければいいのです。

世界的に飲酒運転の事故を撲滅する取り組みが行われており、アメリカでは、アルコール検知器と車のエンジンを連動させる仕組みを、NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)が先陣切って行っています。

日本でもなぜやらないのって感じしませんか?

スマートキー対応のポータブル呼気アルコール検知器

日立とホンダは、マウスピースなしで利用可能な呼気認識機能を搭載した、スマートキー対応のポータブル呼気アルコール検知器の試作に成功した。
本検知器に息を吹きかけると、人間の呼気特有の飽和水蒸気を検知するとともに、エタノール濃度の計測を約3秒で高精度に行う。運転者が乗車前にどこででも計測できる利便性と、呼気以外のガスを用いた不正利用を防止する機能を備えている。
また、ドアの解錠やエンジン始動が可能なスマートキー対応としたことで、酒気帯び状態にある場合にはエンジンを始動させないアルコール・インターロックの役割を果たしている。これらの機能により、飲酒運転による事故撲滅に貢献することが期待できる。

飲酒をクルマの鍵が判断!?日立とホンダが“小型呼気アルコール検知器”の試作に成功

ちなみに、運送事業者ではすでに実施されています。点呼の際に、アルコール検知器を使って運転手の酒気帯びをチェックしているのです。

点呼の際のアルコール検知器の仕様等が義務化されました

アルコール検知器の問題点

実用化や運用にあたっては、いくつか問題点を上げる人もいます。

  • 運転手以外の息の吹きかけにどう対応するのか
  • 酒を一滴も飲めない人も、車両価格に含まれたアルコール検知器を購入するのはおかしいと反対する人は絶対出てくる
  • 検知されない程度の飲酒が横行する

このような問題点には、以下の方法で解決すればいいのです。

運転手以外の息の吹きかけに対しては、これが判明したら、飲酒運転と同じ罰金・罰則を適用する。

酒を一滴も飲めない人のアルコール検知器への費用負担は、飲酒運転の事故撲滅は、社会的なコストとして捉える。政府主導の飲酒撲滅キャンペーンなんて意味のないものも多いから、その予算を回すとか、いくらでも方法はあると思いませんか?

飲酒運転による交通事故件数の推移

警察庁によるデータを見てみましょう。

飲酒運転による交通事故件数の推移

平成15年と平成19年にそれぞれ件数が減っています。

2002年(平成14年)に罰則規定と罰金が厳しくなったことと、2006年(平成18年)の福岡海の中道大橋飲酒運転事故の影響を受けて、警察の取り締まりが厳しくなって、交通事故の件数が減ったのです。

福岡海の中道大橋飲酒運転事故(ふくおかうみのなかみちおおはしいんしゅうんてんじこ)とは、2006年(平成18年)8月25日に福岡市東区の海の中道大橋で、市内在住の会社員の乗用車が、飲酒運転をしていた当時福岡市職員の男性(当時22歳)の乗用車に追突され博多湾に転落し、会社員の車に同乗していた3児が死亡した事故。
主犯の加害者に対しては、危険運転致死傷罪が適用されるかが争点になったが、危険運転致死傷罪と道路交通法違反を併合した懲役20年の刑が最高裁にて確定、執行された。

飲酒運転の罰則と罰金

酒気帯び運転と、酒酔い運転の2種類の罰則があります。2002年から厳しくなりました。

Wikipediaの説明によると、

酒気帯び運転は、2002年(平成14年)5月末までは、呼気中アルコール濃度0.25 mg[脚注 2] 以上で違反点数6点となっていたが、2002年6月以降は、0.15 mg以上で違反点数6点、0.25 mg以上で違反点数13点、さらに2009年6月以降は、0.15 mg以上で違反点数13点、0.25 mg以上で違反点数25点と、年々重い行政処分が課されるようになっている。

酒酔い運転は、2002年5月末までは違反点数15点となっていたが、法改正により同年6月に25点、さらに2009年6月には35点となった。即座に免許が取り消される(無免許の場合は免許拒否)だけでなく、免許の欠格期間(再受験が受けられない)も大幅に長期にわたる事になった。

欠格期間というのは、免許取消になった後、一定期間免許が取れない期間のことです。

  • 違反点数13点 → 免許停止90日
  • 違反点数25点 → 免許取消、欠格期間2年
  • 違反点数35点 → 免許取消、欠格期間3年

飲酒運転の罰則と罰金

飲酒運転を撲滅するには!

飲酒運転の罰則や罰金がこれだけ厳しくなっても、まだ飲酒運転する人がいるのは謎ですよね。警察官が飲酒運転するってのは、呆れて物が言えないですわ。

自動運転車が普及すれば、状況は改善されます。でも、世の中の車が、全て自動運転車になるには、まだまだ時間がかかります。

今すぐ飲酒運転を撲滅するのであれば、全ての自動車にアルコール検知器の搭載を義務付けて、アルコールを検知したらエンジンが掛からないような仕組みを作るべきです。