ネットで集客したいなら、ブランディングの構築がとても重要です。
特に、中小企業の場合、ブランディングをしっかりやらないと、大企業がすぐに同じような商品やサービスを展開して飲み込まれてしまいますからね。
ウェブ制作、弁護士などの士業、美容院などの手に職を持った系の業種、これらの業種では「この人に仕事を依頼したい」「ここのサービスを受けてみたい」といったブランディングに成功すれば、リピーターも増えるので安定した経営基盤が確保できます。
ブランディングする
ブランディングをするために、ブログは最適なツールです。コストもかからないしね。
わたくしのクライアントには、ブランディングの重要性を説き、ブログを書いてもらっています。
「どんなターゲットに対して」「どんな目的で」「何を売りたいのか」ということを考えて効果的なブログを書くのです。
ブログでブランディングがうまくいくケース
会社の規模にもよるので一概にはいえませんが、中小企業だったら経営者が徹底的に汗をかかない場合は、あまり効果が出ません。社員にブログを書かせて成功した例をわたくしは知りません。
これは自分が社員だったらという視点があればすぐに分かる話です。
中小企業の場合、ある日突然社長から、「君、今日からブログ担当だから。頑張って書いてね。期待してるよ。」ってなことを言われて、片手間でスタートすることがほとんど。
月曜日から、頭のなかではブログを書かなきゃと思うのですが、日々の仕事でなかなか書けません。普段から文章を書き慣れてるわけじゃないと思うし。で、金曜日の夕方頃にやっつけで書くわけです。金曜日の夕方にブログ更新しても誰も見てくれません。見る人だって、さっさと仕事切り上げて飲み行こうっ人が多いはずなので。
あと、日記帳のブログは最悪。どこの誰だかわからない社員の日記ブログなんて誰も読みたくないです。
中小企業で一番のネックなのは、担当者がブログからの集客があったとしても、評価に直結するシステムが無いところ。こういう評価の仕組みは大企業じゃないとなかなか無いですから。なかなかモチベーションが上がらないのです。
なので、社長自らブログを書いてブランディングをすることが、成功への第一歩なのです。
集客のコンサル
当社でサイト制作した場合、最低3ヶ月間、ブログの書き方や集客の方法のコンサルを受けて頂くので、人に役立つコンテンツの作り方をマスターできます。
見る人にとって役に立つコンテンツを発信できなければ、時間を書けてブログを書く意味は無いです。
電子書籍でプロモーション
今日はブログから一歩進んで、電子書籍のプロモーションについてのエントリーです。
ある程度ブログの記事が溜まったら、オウンドコンテンツを電子書籍化しましょう。
ブログの場合、ウェブで読まれるページ数はそんなに多くないのです。このブログで1.2くらいです。PCの方がスマホより若干多いかな。
何百ページもユーザーに役立つコンテンツを書くと、検索からの流入には絶大な効果が出ますが、オウンドコンテンツを全部見てもらうことはできないのです。
それなら電子書籍にすれば、ユーザーは時間のあるときにまとめて読むことができます。ダウンロードすれば通信コストや容量を考えなくてもいいしね。
ブログをまとめるだけの場合と、デザイナーを使って再構築する場合とでコストは大きく変わってきますが、印刷するよりは大幅なコストダウンができます。
電子書籍のプラットフォーム
Kindle、iBooks、hontoの3つがあればいいです。あとはおまけと思ってください。
- Kindle(Amazon)
- iBooks(アップル)
- honto
- kobo(楽天)
- Google Play Books
電子書籍を無料で配る
iBooks、hontoのプラットフォームでしか無料配信はできません。
KindleもGoogle Play Booksも日本ではプレゼント機能がありませんからね。
- iOSのユーザー → iBooksとhontoのどちらでも
- Androidのユーザー → honto
- Kindleユーザー → Kindleオーナー ライブラリーで無料レンタルします。
Kindleオーナー ライブラリーは、プライム会員、かつFireタブレットやKindleリーダーを持ってるユーザー向けとなります。対象タイトルから毎月1冊無料レンタルできるので、登録しておきましょう。レンタルされた書籍の著者には、読まれたページ数に応じて、お金が入ってきます。KDPセレクトグローバル基金から、Kindleオーナー ライブラリーでレンタルされた書籍に分配されるのです。
Kindle Unlimited およびKindleオーナー ライブラリーのロイヤリティ
印税は?
ブランディングのために無料で配ることが前提なので、印税を稼ぐものではありません。
が、気になる方も多いと思いますので、印税率をまとめてみました。
Kindle
- 独占販売にしないと印税は35%。独占販売なら70%。
- 無料配信できない。
- Kindleオーナー ライブラリーで無料レンタルできる。
- iOS、Androidに対応。
iBooks
- 印税は70%。
- 無料配信できる。
- iOSのみ対応。
honto
- 無料配信できる。
- iOS、Androidに対応。
kobo
- 印税は、「299円~10万円」の書籍なら70%、「80円~298円」で45%。
- 無料配信できる。
- iOS、Androidに対応。
楽天Kobo電子書籍ストア: 楽天Koboライティングライフ
Google Play Books
- 印税は70%。
- iOS、Androidに対応。
Kindle電子書籍の作り方
電子書籍の作り方を紹介します。Kindle以外の作り方、ググればたくさん見つかります。
必要なもの
- PC(Windows、Macどちらも)
- テキストエディター(Windowsならメモ帳、Macならテキストエディット)
- KindleGen(無料)
- Kindle プレビューア(無料)
- 表紙の画像(2500px × 1563px)
原稿を作成
テキストエディターを使って原稿を作ります。
Windowsならメモ帳、Macならテキストエディットで大丈夫です。
EPUBデータを作成
でんでんコンバーターがオススメ。
テキスト・エディターで作成した原稿を電子書籍の標準フォーマットであるEPUB 3に変換してくれるサービスです。もちろん無料。
表紙の作成
Photoshopでもいいし、持ってない方はGimpで代替できます。
オンラインサービスなら、SumoPaintがオススメ。
mobiデータの作成
EPUBデータと表紙ができ上がれば、8割がた完成です。
あとは、Kindleで出版するためにmoboデータを作成します。
Amazon Kindle PreviewerでEPUBデータを読みこめば、mobiデータを出力してくれます。
Amazonでの出版手続き
Amazonのサイトに詳しく掲載されています。mobiデータが作成できれば、Amazonでにの出版手続きは非常にかんたん。
はじめに – Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング
税金のことも詳しく書いてあります。
アメリカではロイヤリティーの支払額の30%が税金として取られますが、EIN番号を取得すると免除になります。
一連の流れはこの動画がわかりやすい。
電子書籍にかかるコストは?
紙の書籍を自費出版しようとしたら、部数にもよりますが、最低でも200万~。そこそこの部数なら1000万円くらいかかりますので、電子書籍の約50倍にコストがかかります。
電子書籍の場合、自分でやれば無料です。
ある程度のオウンドコンテンツが溜まってきたら、電子書籍化というのはいかがでしょうか?

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