昨日 JAL国内線で機内のWi-Fiサービスを利用しました。
通常は有料サービスなのですが、期間限定で無料キャンペーンをやっていたので使ってみたのです。羽田ー広島の区間で利用しました。
無料Wi-Fiなどの公衆無線は、基本的に誰が覗き見しているかわからないので使うことはないのですが、iPhoneにはVPNも導入しているので、セキュリティーは大丈夫かなと。
ちなみにJAL Sky Wi-Fi は、暗号化すらされてないWi-Fiなので、VPN入ってないと恐ろしくて使う気がしない。
公衆無線LANに繋ぐならVPNはマスト!
以前のエントリーでも書きましたが、ホテルや空港の無線LANを使うならVPNは必須です。
海外のAppleStoreで無料Wi−Fi使う時も同様。
飛行機でネットを使う方もVPNを導入しないと、どこで覗き見されるかわからないですよ。
ソースネクストのWi-Fi セキュリティなら2980円/年で5台の端末に導入できますから、マジでオススメ。
ネットの速度は?
どの程度の速度なのか気になりますよね?
速度計測すればよかったのですが、忘れてしまいました。すみません。体感で2~3Mといったところでしょうか。わかりやすくいうと3G回線より少し早いくらい。
LTEに慣れてると決して早くはないですよ。
飛行機はガラガラだったので、許せる速度でした。が、使ってる人の数が増えれば、その分遅くなるはず。
JALの場合、国内線と国際線では提供するプロバイダーが異なります。
どちらも衛星回線を使ったサービスです。
国内線のJAL Sky Wi-Fi
Gogo Inc.というアメリカの会社がサービスを提供しています。
国内線なんだし、docomoやauやソフトバンクで提供すればいいのに、全然食い込めてません。
Gogo Inc.は、12社のエアラインでサービスを行っています。
Aeromexico、American Airlines、Air Canada、AirTran Airways、Alaska Airlines、Delta Air Lines、Japan Airlines、United Airlines、US Airways、Vietnam Airlines、Virgin America、Virgin Atlantic
国際線のJAL Sky Wi-Fi
ドイツテレコムの子会社である、T-Mobileというドイツの会社がサービスを提供しています。
以前、旧知の日本郵便の偉い方が、日本の航空会社でなんでT-Mobileなんだと怒ってました。
T-Mobile
T-Mobileは、GMS方式とUMTS方式の回線を持っていて、加入者数ベースで世界第6位。各国で激しいシェア争いを繰り広げています。
GMS方式は2G回線なのでLTEに慣れた日本人からすると激遅のサービスです。海外を見ると、東南アジアなど多くの途上国では未だに2G回線。イライラするくらい遅いです。
UMTS方式とは3G回線のことです。IIJmioの回線でdocomo 3G回線になることがありますが、たまに使うと3Gでもメチャ遅い。LTEに慣れるというのは恐ろしい。
今後の衛星インターネット
ヨーロッパではGMS方式(2G)からUMTS方式(3G)へと移行してきたので、未だにGMSも幅を利かせていますが、日本ではGMS方式(2G)をすっ飛ばして3Gだったので、ちょっと環境が違うんですよね。世界的に見て、日本の通信環境は低コスト・高速・高品質だと思います。
衛生回線を使ったインターネットサービスを何で開始しないんだろう?
「衛星インターネット」は以前からあるが、遅延時間(衛星がリクエストを受信してから反応するまでの時間)の問題から、オンラインゲームやSkype会議といった、リアルタイムの利用には不向きだった。マスクもワイラーも、この時間差を、周回低軌道と呼ばれる上空約160~2,000kmの高度に衛星を打ち上げることで解消しようとしている。
スペースXとOneWebは、衛星をより地球に近い位置におくことでその遅延時間を500ミリ秒から20ミリ秒にまで短縮しうる。これは、米国の家庭用光ファイバーインターネット速度に匹敵する速さだ。
こういう記事を読むと、GMS方式などの古い通信システムを持っているT-Mobileじゃなくて、イーロン・マスクの技術を使ったサービスが展開されれば、ユーザーにとっての利便性は格段に上がります。
航空会社に是非やって欲しいこと
ここからは好き勝手に書きますが、飛行機のサービスは、そろそろ新しいサービスを導入する時期に来てると思います。
昔からのしがらみが複雑に絡まってそうですが、顧客目線でサービス展開した方がいい。傍から見てて無駄が多そうですもん。
機内のWi-Fiを無料開放
ケチケチしないで無料で開放しましょう!
みんなスマホを持ってますからね。ネット回線さえあれば、各自YouTubeみたり、Amazonプライムビデオ見たり、好きに時間を過ごせます。
映画とか機内のエンタメサービス廃止して、その浮いたコストでWi-Fi無料開放をやるべき。
だって機内のエンタメって面白いのあんまりないですよね?
国内線のJAL Sky Wi-Fiでは、無料と有料のサービスがあって、インターネットに繋ぐサービスは有料ですが、テレビ番組をオンデマンドで見るのは無料なのです。たいして面白くもないテレビ番組を買い付けてて、本当に無駄。こんなのYouTubeでいいやん。
で、いまモニターが付いてるところに、タブレットやスマホを取り付けられるようにすればいい。
これをやると将来的に、
→機内の座席についてるモニターいらなくなります。各自のスマホで見ればいいので。航空機材のコストは下がるはず。
Amazonプライムビデオに入っていれば、スマホやFireタブレットに映画をダウンロードして持ち歩けます。オフラインで見れますからね。
Fireタブレットを4980円で発売しているAmazonは恐るべし・・7インチのカラータブレットが4980円ですよ。これにmicroSDカード64GB入れれば、15本くらいの映画が入りますからね。ちなみに64GBのmicroSDは2000円くらいで買える。
ヘッドフォンは用意しない
ヘッドフォンを使わない人には、特典をつける。
例えば、普通はビジネスにしか出さない「うどんですかい」や「ドライなっとう」を、エコノミーにも提供するとか。これ結構うまいんだよね。シャンパンをサービスしてもいい。
ヘッドフォンを有料レンタルにするというアイデアもありますが、ヘッドフォン持ってない人が、そのまま聞く人も出てきそうなので却下・・・
各座席にUSBコンセント
これは是非お願いしたい。10月にエミレーツに乗った時は、各座席にUSB端子とコンセントが付いてました。
モニターが必要ない座席でいい人、機内の映画を見ない人、ヘッドフォンがいらない人、こういう人たち向けに何か特典をつけたら、将来的に、各座席にモニターなんていらなくなるし、映画のコンテンツも買い付ける必要ないし、ヘッドフォンも搭乗者分用意する必要はなくなる。
結果的に、コストダウンできるんですがいかがでしょうか?
有名シェフとのコラボ
これもいらないですわ。たいして美味しくないし。
有名シェフにとっては名義貸し代が入るし、ブランド浸透のためにJALと双方に利益があるという名目だと思いますが、ぶっちゃけそこまで美味しくない。有名シェフの機内食を食べて、そのお店に行きたい人っているのだろうか?少なくともわたくしの周りでは逆の意見が多いです。レストランの評判落としてるよねと。
だって、どこかの食品会社が、公開されたレシピを元にレトルトで作ってるだけですよ。
まとめ
航空機内のWi-Fiサービスは、ビジネスホテルや空港の無料Wi-Fiと同じで、セキュリティは低いです。だって、誰でもログインできるでしょ?Wi-Fi接続の中身を盗聴されるリスクがあることを頭に入れておいてください。
必ずVPNアプリをインストールしてから、航空機内のWi-Fiサービスを使うことをオススメします。
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