以前のエントリーで「Fire TV Stick」のミラーリングについて書きましたが、今日はiPhoneやMac本体から「AirPlay」経由でミラーリングする方法を紹介します。
ミラーリングって?
多くの方がご存知だと思いますが、簡単に説明します。
スマホやPCの画面を、大型テレビやプロジェクターに映すことを指します。ワイヤレスのミラーリングの場合、Apple「AirPlay」、Google「Chromecast」、「Miracast」など規格が各社まちまちで互換性がないのも特徴です。
「Apple TV」や「Chromecast」だけでなく、「Fire TV Stick」のようなデバイスが出てくると、どこまでミラーリングができるのか非常に気になります。
2種類ある画面への出力方法
- スマホやPCの画面をそのまま出力するケース
- 写真、動画などのコンテンツのみを出力するケース(YouTubeなどのアプリ)
スマホやPCの画面をそのまま出力するケース
「Apple TV」を使えば、iOSやOSXの画面を「AirPlay」経由で出力できます。
「Chromecast」を使えばAndroidスマホの画面を出力できます。Apple製品やWindowsの画面を出力することはできません。
「Fire TV Stick」を使えば、Windows8.1のMiracast対応モデルやAndroid4.2以上ならそのままで出力OK。Apple製品は標準ではできません。
写真、動画などのコンテンツのみを出力するケース(YouTubeなどのアプリ)
「Apple TV」「Chromecast」共にアプリに映っている動画や写真をミラーリングできます。
「AirPlay」に非対応な「Fire TV Stick」
なぜか「Fire TV Stick」って、標準でAppleの「AirPlay」に対応していないんですよね。なので、iPhoneやOSXからのミラーリングはできないのです。
Windows8.1のMiracast対応モデルやAndroid4.2以上なら、追加アプリを入れることなくミラーリング可能です。
WindowsやAndroidの対応機種なら「Fire TV Stick」のホームボタンを長押しすればミラーリングできます。
iOSから「Fire TV Stick」でミラーリング
iPhoneの画面を「Fire TV Stick」でミラーリングをしたいという方に必見です。
今まで、iOSやOSXの画面をミラーリングするにはApple TVが必須のアイテムでした。
Chromecastを使った場合も、iOSの画面そのものをミラーリングすることはできませんでした。あくまでChromecastアプリ上で写真をミラーリングしたり、YouTubeから動画のコンテンツをテレビに表示させること、Chrome拡張を入れてChromeをミラーリングすることしかできないのです。
Apple製品をミラーリングするには、Wi-Fiで動画や音楽などのコンテンツをストリーミングする技術である「AirPlay」機能を使って行うんですよね。これはApple独自の規格です。
なので、「AirPlay」機能を持たせるアプリを「Fire TV Stick」にインストールすれば、iOSの画面をそのまま出力するといったミラーリングが可能になります。
Chromecastじゃこんなことはできないけど、CPUを内蔵した小型PCである「Fire TV Stick」なら実現可能です!
「Fire TV Stick」でAirPlayを使う方法
「Fire TV Stick」は「AirPlay」の機能がないので、サードパーティーのアプリをインストールします。
Amazonアプリストアで検索すると、いくつも出てくるのですが、試してみて良かったものをご紹介します。ちなみに無料のものはいくつか試しましたが、どれも全く使いものにならず・・・
AirReceiver
AirReceiverを購入したのでご紹介します。305円です。
アプリを購入する
「配信先」は「Fire TV Stick」の状態で購入すると、自動で端末にアプリがダウンロードされるので便利です。これはiTunesでも真似て欲しい。
「Fire TV Stick」を購入した時も、セットアップ時にアカウント情報が入っているので、セットアップが非常に楽です。こういうサービスはユーザービリティーが高いですよね。
「Fire TV Stick」でAirReceiverを起動する
注意点は「Fire TV Stick」とiOSが同じWi-Fiでないとダメです。ご自宅に複数Wi-Fiがある方は注意して下さい。
ちなみにApple TVを使ってiOSをミラーリングする場合、異なるWi-Fiに繋がっていてもミラーリングできます。
iOSから画面をミラーリング
画面下から上にスワイプしてコントロールセンターを出します。「AirPlay」をタップして「AirReceiver(AFTM)」を選べばOK。
ミラーリングをオンにすれば、iOSの画面がそのまま出力されます。
ミラーリングをオフにすれば、写真などのコンテンツのみ出力されるのです。
OSXから画面をミラーリング
画面右上のディスプレイから「AirReceiver(AFTM)」を選べばOK。
システム環境設定 → ディスプレイ → AirPlayディスプレイ から「AirReceiver(AFTM)」を選んでも同じです。
AirReceiver どんな用途に使う?
写真や動画を大画面で見るときに重宝します。
YouTube以外の動画をブラウザで見る時もいけますね。
「Fire TV Stick」はCPUやメモリを内蔵している小型PCなので、ミラーリングにもかなり柔軟に対応していて、使い勝手良いです。
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