SEOのルールに変更があります。
グーグルは多くの開発者とアプリのインデックス化を進める
スマートフォンの検索をより便利にすることを目指すグーグルを、フェイスブックが大きく後押しした。フェイスブックは11月13日、グーグルの検索エンジンへの「Facebook」アプリのクロールおよびインデックス(App Indexing)の許可を開始した、と『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙は報じている。
これにより、Androidスマホからのグーグル検索には、公開に設定されているフェイスブックの「プロフィール」や「ページ」「グループ」「イベント」が表示されることになる。フェイスブックのリンクをクリックすれば、ユーザーはFacebookアプリ内の該当箇所に誘導される。
アプリのインデックス化
Facebookアプリを使う場合とブラウザで使う場合を比べると、アプリはOSに最適化されているので、サクサク動きますよね?
ウェブサービスを展開する場合、サクサク動くアプリの方がユーザーの満足度は高いのです。でも、アプリディベロッパーにとって最大の悩みはアプリをインストールしてもらうまでのハードルが高いことです。なかなかユーザーは新しいアプリをインストールしてくれませんからね。
流入はウェブから
最初ウェブサービスを始めるときは、ウェブからの流入を考えないと、全くアクセスがない状況が続きます。
ブーストという手法を使って、アプリランキングの上位に上げる方法もありますが、億単位の広告費がかかります。
JTBの「Passme!」という「おでかけ割引チケット」を購入できるサービスはご存知でしょうか?先日、このサービスを開発した永江一石氏のお話をセミナーで伺いました。
面白かったのは、スマホ向けサービスにもかかわらず、アプリは出してないとのこと。いきなりアプリを作っても誰もインストールしてくれないので、まずはウェブからの流入を考えたというお話でした。ブラウザの動作をアプリっぽくしているのですが、LINEとの連携などはアプリのようにスムーズに行かないという悩みもあるようでした。
また、スマホ向けのサービスの場合、リテンションはアプリからが圧倒的に高いですよね?これら状況をGoogleはアプリをインデックスに登録することによって、解決しようとしています。
App Indexing を設定すると、アプリ コンテンツを Google 検索の結果に表示させることができます。ユーザーは Android 向けまたは iOS 向けのアプリを事前にインストールしていれば、アプリ内の深い場所にあるコンテンツも検索結果から直接開くことができます。
Android ユーザーにとっても iOS ユーザーにとっても、App Indexing はランキングに影響します。その際、ユーザーがあなたのアプリをインストールしているかどうかは関係ありません。アプリにインデックスを設定すると、Google はウェブコンテンツだけでなく、アプリのコンテンツもランキングのシグナルとして利用します。
ディープリンク
この技術を使うことにより、ユーザーがGoogleのインデックスに登録されたアプリの奥深くにあるコンテンツに、検索から辿り着くことができます。
ユーザがアプリをインストールしていない場合、デベロッパが作ったランディングページへ移行し、そこでリンクをクリックするとアプリをプレビューできます。アプリストアに連れて行かずに、アプリの動作の一部を見せるのです。
ディープリンクを利用してブラウザ内でアプリのプレビューを見せるBranchのDeepviews
Facebookの検索機能
今回のGoogleのアプリのインデックス化の詳細がまだ分かりませんが、懸念されることもあります。
検索上位にfacebookばかりくるのは困りますよね。こうなると、ユーザーが欲しい情報を得にくくなります。となると、Googleはアルゴリズムで情報を絞るようになるはず。これなら最初からFacebook検索した方がいい気がします・・
詳細が分からないとなんとも言えないんですけどね・・
Facebook検索とは
今までのFacebookでの検索は、友だちを探したり、プロフィールを探したりする手段でした。
それが、先月のアップデートでリアルタイムの検索が可能になりました。
Facebookの検索機能が拡充し、2兆に及ぶ投稿からリアルタイムのニュース検索が可能に
重複コンテンツ
Facebook検索ができるようになると、サイトの情報と同じものをFacebookにアップしたくなりますが、これは重複コンテンツになりそうです。
今の段階では、GoogleがどんなアルゴリズムでFacebookのコンテンツを検索結果に載せるのかがわからないので、現状では何ともいえませんが・・
数年前、無料ブログにサテライトサイトを作るというのが流行りましたが、今ではGoogleのペナルティーになるので、誰もやってませんからね。
コンテンツ イズ キング
自社サイトに有益なコンテンツをアップして、FacebookやTwitterへ拡散して、再びサイトへ誘導するという手法は今後も変わらないはずです。
また詳細が分かったらエントリーに書きますね。