2022年7月28日に放送されたGoogle ポリシー オフィスアワーのまとめです。
ブログ記事
Q&A
インデックス可能なページでnoinidex検出
【質問】
noindexを付与していないURLで、Search Consoleでnoindexタグが検出され、インデックスから除外されている。なぜか?
【回答】
noindexをつけていないURLが、何らかの理由でエラーページにリダイレクトされていた。
クロールしているタイミングで何度も発生していたこと、エラーページにnoindexが付与されていたため、インデックスから削除された。
サーバの状況をご確認くださいとのこと。
動画のベストプラクティス:フォーマット
【質問】
前回、動画のベストプラクティスについてご回答ありがとうございます。
「サポートされている動画エンコード」についての確認です。
M3U8 × HLS の掛け合わせも対応している認識で良いか?
【回答】
HLSはM3U8がもとになっているため、公式ドキュメントに記載はないが、仕様上サポートされている。
実装の際にご不明点が出たら、再度ご質問ください。
記事が正規化され、インデックスされない
【質問】
ECサイト運用者です。
サイト内のほとんどのブログ記事が、ある時期を境にインデックスされなくなってしまい、Googleによって別の記事に正規化されている状態になったことを報告した。
まだ解決しないないが、新規記事を作成してURL検査をしたところ、次のように表示された。
ページのインデックス状況
- URL が Google に登録されていません
- 重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました
Google が選択した正規URL
- 該当なし
過去記事が異なるURLに正規化している状況は、解決を待つ予定だが、今後新たに作成する記事もインデックスされる可能性はないのか?
前回は正規URLがサイト内URLだったが、今回は「該当なし」となっている。どのようなことが考えられるか?
【回答】
Search Console上の表記の違いまで調べきれていないが、基本的な原因は、前回ご質問いただいたことと同様だと思われる。
新しい記事が全て同じ扱いになるかわからないが、ブログを別のルートで閲覧されているユーザーもいると思うので、引き続き更新していくのが良い。
担当チームには報告済み。
記事の公開日付と検索結果での日時のずれ
【質問】
記事を公開して、検索結果と記事の公開日を確認すると、ズレることがよくある。なぜか?
【回答】
いただいたURLを確認したところ、現象を確認できた。
ズレるというより未来の時間になっていいたため、担当チームに報告した。
ウェブページに最適な日付を Google 検索が認識できるようにする
記事詳細ページのサイト・URL構造
【質問】
コーポレートサイトにコラムページを設置する運用をしています。
- 記事詳細ページ:パラメータURLで作成 https://example.com/hoge?p=1234
- 記事一覧ページ:カテゴリトップに正規化
記事詳細ページがGoogleから評価されないと考えているが、どうなのか?
また、評価されない場合、パラメータURLではなく、通常URLに変更する必要があるか?
【回答】
想定しているキーワードで流入があるかどうか確認してほしい。
流入がない場合であっても、サイトの構造が影響しているかどうかはわからない。
一般論になるが、ディレクトリの配下に記事ページがあるのが自然。検索エンジンにもユーザーにもフレンドリーで、サイトの階層を理解しやすい。
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド > サイトの階層を整理する
伊藤注)
WordPressはこのようなURL構造になることがあるので、初期設定に気を付けてください。
的確な検索結果を表示するためのページ除外
【質問】
検索結果の最後に「最も的確な検索結果を表示するために、上の〇〇件と似たページは除外されています。」と表示され、再検索すると自社サイトが表示される。
似たページと判断されずに別のページと判断されるためには、どうすれば良いか?何を基準に似たページと判断されるのか教えてほしい。
似たページと判断される媒体と並列でも良いので、再検索なしで表示したい。独自性を出しにくいのだが、どうすれば良いか?
【回答】
URLや検索クエリをいただいていないので一般論としての回答になる。
ページの独自の価値を高めてください。
また、ご自身のサイトが検索結果に表示される理由を考えてほしい。
検索エンジンは、同じようなページを一つの検索結果に並べて表示する必要がないことも多い(もちろん表示されることもあるが)。
コンテンツ一つ一つだけを意識するのではなく、サイト全体の価値を高めるような工夫も必要。
このページが検索結果の1ページ目に表示される理由を考えて、ユーザーがそのページを求めていることがGoogleに伝わると、検索結果にも反映されるようになると思われる。
Googlebot対応のファイルサイズ
【質問】
Google公式ドキュメントに以下のような記述がある。
Googlebot は、HTML ファイルまたはサポートされているテキストベース ファイルの最初の 15 MB の部分をクロールできます。
この15MBとは、次のどちらを指すのか?
- gzip等で圧縮したファイルサイズ
- 展開後の本来のファイルサイズ
【回答】
展開後の本来のファイルサイズを指す。
Googlebot and the 15MB thing
【質問】
ブログ記事について質問する。
以下のように書かれているが、サーバサイドで読み込まれるHTMLにのみ適用されるのか?
この制限は、Googlebot が最初にリクエストしたバイト(コンテンツ)にのみ適用されます。
例えば、JavaScriptにより、onloadイベント (Googleが認識できる形) でのajaxで15MBを超えるHTMLを生成したとしても、問題ないか?
【回答】
onloadイベントを実行していない段階のHTMLのファイルが15MBを超えるかどうかで判断してほしい。
各検索流入のリファラー判別
【質問】
ウェブ検索・画像検索・動画検索の各リファラーを判別する方法を知りたい。
Search Consoleで各流入数を確認できることは理解しているが、購入コンバージョンや回遊状況など、もっと細かい粒度の解析データを取得したく、独自開発を考えている。
【回答】
現状難しいと思われる。
が、いろいろな方法を開発できるかもしれないので、ぜひ開発できたら発表してください。
Google ポリシー オフィスアワーに質問するには?
質問フォームから質問できます。
質問が多い場合は、翌月に持ち越されることもあります。
URLを非公開で質問したい場合、その旨記載すると、URLは公開されません。
次回は、2022年8月18日を予定しています。
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