光コラボレーションのしつこい営業電話は、マジでウザいですよね。
ケーブルテレビの勧誘営業も同じですが、こういう営業電話に引っかかるのは、ネットリテラシーの低いユーザーや高齢者です。
お盆の帰省中に実家に帰ったら、ご両親が、光コラボレーションの営業電話にうまいこと丸め込まれて、今までNTTと直接フレッツを契約してたのが、光コラボレーションに転用している可能性もあります。
確認してくださいね。
NTTの2016年3月の決算資料を見ると、光コラボレーションの契約件数は469.1万件ありますが、大半はNTTのフレッツ光からの転用です。
「フレッツ光が安くなります」という電話営業に騙されてしまう高齢者は多いのです。
今日のエントリーは、ご両親が、光コラボレーションに転用してしまった場合、元のNTTのフレッツ光の契約に戻す方法について書きます。
光コラボレーションに転用すると不便なこと
最初に、光コラボレーションに転用すると、何が不便なのかをお話します。
フレッツ光の場合、NTTが直接ユーザーのサポートを提供します。
これに対して、光コラボレーションの場合、光コラボレーション事業者がNTTに代わってユーザーへフレッツのサポートを提供します。
以下、光コラボレーションに転用した際の不便な点についてです。
- サポートの質はNTTより確実に低い
- 不具合でネットに繋がらなくなった際、サポートするのは、光コラボレーションの事業者
- フレッツ光のルーターが壊れた際も、光コラボレーションの事業者を経由して、NTTよりルーターの交換の連絡がくる
- 光コラボレーションから、NTTのフレッツ光の契約に戻すには、工事費用が発生する
フレッツ光の転用は一方通行ということは覚えておいてください。
転用が一方通行にもかかわらず、光コラボレーションに対して、何の規制もできないのなら、せめて転用は双方向にするべきだよね。
あと、光コラボレーションで2年縛りの違約金が発生しない仕組みをNTTは作るべきです。高齢者が騙されて光コラボレーションに転用しても、救済できる仕組みをNTTは構築すべきなのです。
「光コラボレーション」から「NTTのフレッツ光」に戻す方法
「光コラボレーション」から「NTTのフレッツ光」に戻す方法についてです。
「インターネット」のみ利用している場合の手続き
光コラボレーションで、インターネットのみ利用している場合ならば、光コラボレーションからNTTのフレッツ光に戻すのは、そこまで面倒ではありません。
工事費用が18000円かかるのは痛いけど・・
以下の方法で、手続きを進めてください。
- 光コラボレーションに解約日を伝える
- NTTにフレッツ光に再度申し込む
- 光コラボレーションに解約日と、NTTのフレッツ光の工事日が重なるようにする
「インターネット」と「ひかり電話」を利用している場合の手続き
光コラボレーションで、「インターネット」と「ひかり電話」を利用していると、かなり手続きは面倒です。
しかも、ケースによっては、NTTのフレッツ光に戻した際、同じひかり電話の番号が使えなくなる可能性もあるのです。
ひかり電話の電話番号が変わらないケース
元々、固定電話を使っているユーザーが、「番号ポータビリティ」で移動した電話番号ならば、電話番号は変わりません。
- 固定電話→NTTのフレッツひかり電話→光コラボレーションのひかり電話
ひかり電話の電話番号が変わるケース
元々、固定電話を使っていないユーザーが、NTTのフレッツ光を契約する際、ひかり電話を契約した場合は、電話番号が変更してしまいます。
- NTTのフレッツひかり電話→光コラボレーションのひかり電話
何でこんなことが起こるのかというと、最初から「ひかり電話の電話番号」で開通した場合、「固定電話の電話番号」に変更することができないからです。
「固定電話の電話番号」→「ひかり電話の電話番号」ならば、番号ポータビリティで移行できるんだけどね。
電話番号が変更してもいいユーザーなら問題ありませんが、同じ電話番号で使いたいユーザーもいるはずだよね。
この場合、光コラボレーションを使い続けるしかありません。
では、「インターネット」と「ひかり電話」を利用している場合、どのような手続きを取れば、「光コラボレーション」から「NTTのフレッツ光」に戻せるのかを見ていきましょう。
- 光コラボレーションのひかり電話を、固定電話に移行
- 光コラボレーションに解約日を伝える
- NTTにフレッツ光を再度申し込みを行う
- 光コラボレーションに解約日と、フレッツ光の工事日が重なるようにする
- 固定電話をNTTのフレッツ光のひかり電話に移行する
光コラボレーションを解約するのにかかる費用
- 光コラボレーションの違約金
- NTTのフレッツ光の工事費用
光コラボレーションの違約金
ほとんどの事業者は2年縛りを設定しています。
- ドコモ光の違約金・・・2年ごとの契約期間以外の解約には、戸建てタイプ13,000円、マンションタイプ8,000円の違約金がかかる
- ソフトバンク光の違約金・・・2年ごとの契約期間以外の解約には、自動更新ありプラン(5年)15,000円、自動更新ありプラン(2年)9,500円の違約金がかかる
- OCN光の違約金・・・2年ごとの契約期間以外の解約には、11,000円の違約金がかかる
- IIJmioひかりの違約金・・・2年以内の解約には、5,000円の違約金がかかる。契約期間が2年を超えれば、いつ解約しても違約金がかからない
- Asahiネット光・・・1年以内の解約金は9,500円。契約期間が1年を超えれば、いつ解約しても違約金がかからない
- Asahiネット光(auセット割)・・・auセット割の場合は、2年ごとの契約期間以外の解約には、9,500円の違約金がかかる
NTTのフレッツ光の工事費用
光コラボレーションからNTTのフレッツ光に戻す場合、NTTのフレッツ光の工事費用が18000円かかります。
まとめ
以上が、光コラボレーションに転用した後、元のNTTのフレッツ光の契約に戻す方法です。
転用が一方通行ってのはおかしいよね?NTTは早く改善するべきです。
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