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大容量プランのテザリングは無料にすべし

MVNOインターネット

キャリアの料金プランを見ると、20GBや30GBといった大容量プランのテザリングも、オプション扱いで有料になっています。

大容量プランのテザリングは、どのキャリアも月額1000円。なんでテザリングが有料なのでしょうか?

LTE通信の容量をスマホで使おうが、テザリングで使おうが、ユーザーの自由だと思います。一応、キャリアは、テザリングの実質無料キャンペーンをやっていて、テザリングを無料で使うことはできますけどね。

docomo・au・ソフトバンクは、無料キャンペーンを延長に延長を重ねているのです。

ソフトバンクとKDDIが、データ通信の大容量プランを選んだ時の「テザリング」利用料を無料にするキャンペーンを相次いで延長した。
ソフトバンクとKDDIは2018年3月まで。ソフトバンクは18年3月以降の料金も1000円から500円に値下げしている。ドコモはもともと18年3月まで無料で、これを変えていない。

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大容量プランをスマホだけで使いきれるの?

キャリアの20GBや30GBの大容量プランは、建前上、家族でLTE通信をシェアできるってことになっています。

でもね、テザリングしないで、スマホだけで、1ヶ月間で20GBや30GBのLTE通信する人ってどのくらいいるんだろう・・

家族に小学生や中学生がいれば、外出先でYouTubeを見まくるので、20GBとか30GB使うのかもしれないけどね。子供がいない家庭や高齢者の方なら、いくら家族とシェアしたとしても、20GBも30GBも使うとは思えないのです。

20GBや30GBの大容量プランで契約するなら、自宅にネットを引かないケースもある

光回線が届かない地域に住んでいる人や、お金のない学生などは、自宅にネット回線を引かない人も多いです。

そういった方が、20GBや30GBの大容量プランを契約して、自宅・外出先でスマホで通信しています。

となると、自宅のPCやタブレットでテザリングしたいというニーズは絶対にありますよね。

キャリアはそんなことは百も承知なので、大容量プランのテザリングは、オプション扱いで、月額1000円の料金プランを設定しているんだろうけどね。

どの端末で通信するかの選択は、ユーザーの自由にすべき

大容量プランで契約するユーザーは、PCやタブレットでテザリングするという使い方をする人も多いはず。

キャリアからすれば、スマホでデータ通信しようが、テザリングでデータ通信しようが、一緒でしょ?

大容量プランで契約した場合、テザリングはオプション扱いで、月額1000円取るっておかしくね?

約1年後の2018年3月までは無料だが、値付けとしては月額1000円と設定されているドコモのテザリングオプション。競合他社はこの春までの無料となっていたが、ネットで話題になったこともあってか、立て続けに無料期間の延長を発表している。本誌「けーたいお題部屋」への投稿でも、「同じ蛇口から出た水なのに、用途によって追加料金を請求されるような違和感」「どうして自分で買ったデータ通信量に、さらに金を払わないといけないのか」と疑問の声が寄せられていた。

27日の会見でもテザリングの値付けの考え方について問われると、NTTドコモの大松澤清博経営企画部長は、「ルーターなどがあるなかで、総合的に設定されている。今のスマホで快適に利用いただけるよう料金を考えている。いろんなご要望を受け止めながら、お客さま還元を含め適切に検討していきたい」とコメント。

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MVNOのテザリングは無料

MVNOのテザリングは無料で使えます。
まあこれが当たり前なんだけどね。

MVNOだって、LTEの容量は何種類もプランがあります。
例えば、IIJmioなら、3GBから10GBまでLTEのプランが用意されています。

IIJmioのサイトでは、端末による「動作確認端末 一覧」を確認することが可能です。
ごく一部の端末だけど、テザリングできない端末もあるようです。

契約した通信プランの範囲内で使う場合、スマホ、テザリングでもユーザーの好きに使わせればいいと思います。

テザリングは無料でもマネタイズの方法はあるよ

テザリングは無料にしても、マネタイズの方法はいくらでもあると思うんだよね。

少なくとも、今のように、実質無料でテザリングを使わせているよりも、テザリングのオプション料金を無料にして、もっとガンガン、テザリングをユーザーに使わせたほうがいいと思うけどね。

スマホで1日2GBも使うことはまずないでしょ?

スマホの通信量とPCの通信量を比較すると、圧倒的にPCでの通信量の方が多いです。
以前、事務所の1台のiMacが、1日にどのくらいデータ通信をするのか計測したことがあります。1日で2GBくらいのデータ通信を使っていました。

ユーザーがPCでテザリングを行えば、20GBや30GBの大容量プランでも、LTEの容量が足りないというケースも出てくるはずです。

その場合、キャリアに追加料金が入ってくるわけなので、キャリアにもメリットあると思うけどね。

まとめ

今の時点では、docomo・au・ソフトバンクの3社とも、大容量プランのテザリングの料金をキャンペーンで実質無料にしているだけで、本来は有料のオプションという扱いになっています。

docomo・au・ソフトバンクの料金体系は、まるで談合しているかのように、各社横並びです。

今後、3社のいずれかがテザリングの無料化をすると、3社とも横並びで無料化ってことになることは間違いないよ。

さっさと無料化すればいいのにね。

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