dヒッツとは、NTTドコモが提供しているスマートフォン向けの定額制音楽配信サービスです。
「dヒッツ powered by レコチョク」というサービス名で、月額500円(税抜)でストリーミング形式の音楽配信サービスを提供しています。最新曲、ジャンル、年代別など楽曲は約100万曲で構成されています。
続々登場するサブスクリプション!
「dヒッツ」以外にも、「Apple Music」「AWA」「LINE Music」などの定額制音楽配信サービスが開始されており、サブスクリプションのサービスが続々登場しています。
また、音楽以外の分野でも、Amazon傘下の「Audible」が日本でオーディオブックの定額聴き放題サービスを開始しました。
音楽配信でのサブスクリプションの定義
音楽配信などのサービスでは、月額一定の料金で何曲でも聞けるサービスのことをサブスクリプション方式と呼びます。
課金されないサブスクリプション
8/9で「LINE Music」の無料期間は終了しましたが、課金して使っているユーザーはどのくらいいるのでしょうか?
LINN MUSICでは、7月のDAUは640万人と発表していますが、8/9以降は有料になっています。「LINE Music」では、これからの2ヶ月間はキャンペーンで必死にユーザーをつなぎとめています。
【LINE MUSIC】公開8週間でダウンロード数740万件、楽曲再生数10億回を突破、8月10日より、学割(300円~)含む各有料プランの提供を開始
LINE MUSIC株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:舛田 淳)は、同社が運営する定額制オンデマンド型音楽配信サービス「LINE MUSIC」(iPhone・Android対応) https://music.line.me/landing において、8月10日より、学割含む各有料プランの提供を開始いたしますので、お知らせいたします。
キャンペーンが終わった10月以降のDAUの発表がないと、このサービスの分析できません。同様に、「AWA」と「Apple Music」は3ヶ月間の無料期間があるので、それ以降のDAUで分析します。
DAUとは、Daily Active Users のことで、1日にサービスを利用したユーザー(アクティブユーザー)の数のことです。
意外と解約されない「dヒッツ」
「iPhone 6 一括0円」といったdocomoのキャンペーンでは、店舗で様々なオプションに強制加入させられますが、「dヒッツ」もその中の1つです。
店舗では「2ヶ月後に解約して大丈夫です」などと言われますが、月額500円で音楽聴き放題になるし、解約するのも面倒くさいといった理由で継続されることが多いです。
7月の無料期間で「LINE Music」のDAUは640万人ですから、300万人が有料課金している「dヒッツ」は驚異的な数字です。
サブスクリプションの品質の劣化が始まっている
ここへきてサブスクリプションのビジネスモデルが一気に広がってきましたが、コンテンツの品質はどうなるのでしょう。
音楽コンテンツの場合、過去数十年の音楽コンテンツの蓄積があります。
既存の音楽コンテンツ
過去数十年のコンテンツの場合、コンテンツの制作費用がこれから発生するわけではありません。
これらのコンテンツを、サブスクリプションのビジネスモデルに載せることは、著作権の問題さえクリアすれば、「Apple Music」等のサービス提供者と、著作権を持っているアーティストの双方にとってWIN-WINの関係が築けます。
今後の音楽コンテンツ
これからコンテンツを制作するといった場合、コンテンツ制作費を誰が負担するのかという問題に直面します。
コンテンツで儲かる仕組みがないと誰もコンテンツを作らないし、制作費もでないからです。
今後、売れるアーティストと、売れないアーティストとの格差は今まで以上に広がって行きます。
今後のサブスクリプションのビジネスモデル
無料サービスとの違いを明確にしないと生き残れません。
無料で音楽を聞く方法は、インターネットラジオです。これらとの違いを明確にしないと、サービスの生き残りは難しいでしょうね。
PC・Macで聞くインターネットラジオ
- iTunes
- SHOUTcast
スマートフォン聞くインターネットラジオ
- Jango Radio
- SHOUTcast
Jango Radioがオススメです。チャンネルも多く、音質も非常によく、LTEでなくても繋がります。IIJmioのデータ通信専用SIMで、クーポンスイッチでLTE無しで音が途切れること無く繋がりますからね。
Jango Radioは、200kbps程度の回線で、途切れること無くストリーミングが出来るのです。
「ライブの生配信」など「ここでしか見られないコンテンツ」が必須
ニコニコ動画は、ユーザーの有料課金で黒字となっており、非常にうまく言っているビジネスモデルだと思います。プレミアム会員のユーザービリティ機能の付与がうまいですからね。またプレミアム会員向けの「生配信」といった、「ここでしか見られないコンテンツ」があることも重要です。
定額制音楽配信サービスでは、例えばLINE MUSICでしか見ることの出来ない「ライブの生配信」といったサービスを今以上に作っていく必要がありますね。
LINE MUSIC×SUMMER SONIC 2015特集
LINE MUSICで公開中の「SUMMER SONIC 2015」トピックでは「SUMMER SONIC 2015」の出演アーティストに関連したプレイリストが充実しており、両日の出演アーティストをジャンル別にセレクトした「Day1 -ロックファン編(サマソニ東京)」「Day1 -ダンス編(サマソニ東京)」や、「DJ ZEDD お気に入りEDM」といった出演者がセレクトしたものなど、サマソニ参加者にぴったりのプレイリストが多数用意されている。通勤通学中やちょっとした待ち時間でも気軽に出演者の楽曲を予習できる上、シェア機能もあるので友だちとLINEのトークでおすすめアーティストの楽曲を共有することも可能だ。
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