「El Capitan」は、6月9日にWWDC2015の基調講演で発表されて、9月30日にリリースされました。
この記事では、「El Capitan」へクリーンインストールする方法について詳しくお伝えします。
「El Capitan」の特徴
Appleのサイトによると、グラフィックのコアテクノロジー「Metal」の採用によって、アップデートするだけでグラフィックスが格段に上がるとあります。これは期待できますよね。
- ウェブページのレンタリングは最大40%高速に
- PDFののレンタリングは最大40%高速に
- ドローコールパフォーマンスが最大10倍
- アプリケーションの起動は最大40%高速に
- アプリケーションの切り替えは最大2倍高速に
- 最初のEメールメッセージの表示は最大2倍高速に
- プレビューでPDFを開く時は最大4倍高速に
上書きインストールの動作は重い
「iMac 27 2011」は、元々Yosemiteで使っていたので、まずは上書きインストールをしました。
インストール後の第一印象は重いです・・
上書きインストールでは、AppleのサイトでPRしているような速度はでません。アプリやメールの再設定が不要なので、簡単なのはいいんですけどね。
上書きインストールのメリットとデメリットをまとめます。
メリット
- アプリを再インストールしなくてよい。
- メール設定やプリンター等の再設定も不要。
- データのバックアップが不要。
デメリット
- 動作が重い。
- 周辺機器のドライバーが対応してないことがある。
クリーンインストールとは
やはりクリーンインストールしなければ、快適に動作しません。
上書きインストールは、どうしても動作がもっさりしてしまうので、快適に使いたい方はクリーンインストールをしましょう。
クリーンインストールとは、ハードディスクをフォーマットしてからOSを再インストールするため、一度データを消去するのでデータのバックアップが必須なのと、メールや周辺機器の再設定が必要になります。
オンラインストレージを使う
DropboxやGoogleドライブを使っていれば、バックアップの必要はありません。
使っているストレージの容量によるので、人によっては写真と音楽や動画などは、オンラインストレージに保存していない方もいると思います。その場合はバックアップが必要かもしれません。
わたしは、Googleドライブ117GBに全部収まっているので、バックアップは不要でした。
メールのバックアップ
こちらのエントリーを参照してください。
Check! OSX 10.5 Leopard から El Capitan にPOPメールを移行する方法!
連絡先・カレンダー・ブックマーク
iCloudで同期するのでバックアップ不要です。
Time Machineにバックアップ
念の為にバックアップはとっておきましょう。
iPhoneの場合、iOS8からiOS9へアップデートする際クリーンインストールしてから、バックアップを復元して使うと快適ですよね?
iPhoneでバックアップから復元しても快適なら、OSXのTime Machineでバックアップしたものを復元するのじゃダメなのって思いませんか?もちろんこの方法でも上書きアップデートよりは快適に使えます。が、今までのわたしの経験では、iOSよりもPCのOSXは中が複雑なので、面倒でもクリーンインストールをした方が快適に使えますよ。
「El Capitan」へクリーンインストールする方法
「El Capitan」へ上書きインストール
まずはEl Capitanへ上書きインストールします。え、なんでと思うかもしれませんが・・・
クリーンインストールはリカバリーモードから行うので、「El Capitan」がインストールされてないと、クリーンインストールできないのです。
リカバリーモードで起動
Command⌘ + Rを押しながら電源ボタンを押して起動します。
OSXユーティリティーが起動するので、ディスクユーティリティーを選択します。
ハードディスクをフォーマット
Macintosh HDを消去します。フォーマットは「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」を選択。
「El Capitan」を新規インストール
ハードディスクをフォーマットして空になったところへ、El Capitanをクリーンインストールします。OS Xユーティリティーの「OS X を再インストール」を選択して進みます。
このまま進んでいくと、無事インストールが終わるはずです。クリーンインストール後の「El Capitan」は快適ですよ!
「El Capitan」対象機種
- iMac(Mid 2007以降)
- MacBook(Late 2008アルミニウム製、Early 2009以降)
- MacBook Pro(Mid/Late 2007以降)
- MacBook Air(Late 2008以降)
- Mac mini(Early 2009以降)
- Mac Pro(Early 2008以降)
- Xserver(Early 2009)
新機能
わたしが気になった新機能は3つです。
- Split View
二つのアプリケーションを並べてフルスクリーン表示することが可能です。比率も任意に変更できます。 - フォントとテキスト入力
日本語入力システムにおけるライブ変換機能を搭載。
フォントも増えました。 - Spotlight
話し言葉での検索へ対応。
サイズ変更やウインドウの移動に対応。
さいごに
「El Capitan」へクリーンインストールする方法についてお伝えしました。
ネット上では、アップデート後にフリーズしたりという不具合があるようですが、クリーンインストール後は快適に使えております。
サブで使っている「iMac 27 2011」でも快適に使えそうなので、メインで使っている「iMac 27 2013」と「MacBook Pro 2013」もアップデートしようと思います。
※この記事を読んでいる方は、こちらの記事も参考にしています。
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