Twitterはどうなるんだろうね?
Twitterの身売り報道が10月にありましたが、再燃しています。
米Twitterが大揺れだ。最高幹部がまたも大量流出。業績が長期低迷するなか、身売り観測がくすぶり、トップに復帰したお騒がせ創業者が会社をまとめきれていない。
コステロ前CEOが業績不振で事実上の引責辞任に追い込まれた後、ドーシー氏が復帰したのは15年10月のこと。ドーシー氏は他の共同創業者と内輪もめを起こし、08年にいったん会社を追われていた。復帰後さっそく、全従業員の8%を削減するリストラを断行し、元グーグル幹部のオミド・コーデスタニ氏を会長に招くなどのてこ入れに乗り出したが、求心力は思うように高まらなかった。
それというのも、ドーシー氏は決済ビジネスで急成長した米スクエアのCEOも兼務している。ツイッターに復帰した直後の15年11月にスクエアは上場も果たし、市場や投資家の注目の的。ドーシー氏にとって「ツイッターの経営はどうしても片手間なのでは」(米グーグル関係者)とのうがった見方が絶えない。
13年に上場を「強行」したものの、広告を通じて稼ぐビジネスモデルの構築は遅々として進まず、利用者数が5億人を突破したインスタグラムなどの後発組にも追い越されつつある。
Twitterにとって日本は特殊なマーケット
アメリカでは、Twitterの利用者数はすでに頭打ちと言われていますが、日本でのユーザー数は逆に増えています。
2015年12月時点で、1カ月間にTwitterにログインした月間アクティブユーザー数は3500万人。世界全体では3億2000万人で、約1割が日本国内からのアクセスだった。単純計算するなら日本人のうち4人に1人が、Twitterユーザーとなる数値になる。日本法人ができた2011年3月は670万人だったので、5.2倍に増加した。2015年12月時点での増加率は、日本が世界トップだったという。
リアルタイムな情報収集に最適なTwitter
日本でのTwitterはグローバルな視点で見ると、かなり特殊な使い方がされています。
利用動向を分析してみると、日本のTwitterユーザーはとても特徴的な使い方をしています。とりわけ多いのがツイート検索機能、たとえば電車の遅延情報などです。電車の路線名で検索すると、同じ路線を使う他ユーザーの様子が見えてきます。Web検索との違いは時間軸(があること)で、まさに“今起きていること”が検索から見えてくる。 実際、ニールセンの調査によると、日本の若年層(10~20代)はGoogleよりTwitterを検索する回数の方が多いんですよ。検索キーワードの動向も、Twitterのリアルタイム性もあってか、個人の興味・関心や、喜怒哀楽の感情に直結する要素が強いんです。
電車の遅延情報だけでなく、災害時の情報収集にはTwitterは必須です。
リアルタイムの情報収集には、検索エンジンよりも、時系列でみることができるTwitterが一番使い勝手がいいですからね。
Twitterを買収する企業はどこ?
IT大手はTwitterを買収するメリットが計り知れないものがあります。
それぞれのIT企業がTwitterを買収するメリットを見ていきます。
Googleが買収
GoogleはSNSが弱いですよね?
Google+もあまりうまく行ってないし、ハングアウトもそんなにやってる人口多くないもんね。2016年5月のGoogle I/Oで登場した「Allo」「Duo」もやってる人は全然はいませんから。
Twitterのツイートを解析して、自社のサービスでマネタイズしていくメリットはあると思います。
でも、Googleの場合は、Android用・iOS用のキーボードアプリをリリースしていますから、どんなツイートがあるか以前に、キーボードアプリからユーザーがどんな入力をしているかを、把握できるとは思いますけどね。
Appleが買収
Appleが買収するメリットは、ユーザーのツイートを分析することで、iPhoneやMacなどの自社製品の商品開発に役立てることが可能になります。
Microsoftが買収
MicrosoftもAppleと同様のメリットがあります。SurfaceやWindowsなどの商品開発に、ユーザーのツイートを反映させることができます。
Amazonが買収
Amazonが買収するメリットは、ECだけでなく、プライム会員の特典などのサービス向上にツイートを役立てることが可能です。
Facebookが買収
Facebookがtwitterを買収する可能性もゼロではないですよね?Facebookの企業買収はめちゃうまいからね。
まとめ
日本でのユーザー数を考えると絶好調のTwitterですが、世界的に見るとかなり雲行きは怪しいです。
ジャック・ドーシーが、TwitterのCEOだけでなく、スクエアのCEOも兼務しているって無理ありますからね。
今後、Twitterが、GoogleやFacebookに買収されるなんてことも十分に考えられますね。
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