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LINEの「お年玉つきスタンプ」で年賀状は爆死するかも

LINE

LINEから「お年玉つきスタンプ」が発売されます。

今までも年賀状を送るウェブサービスはいくらでもありましたが、お年玉が当たるというのは、LINEはいいところに目をつけました!

LINEは、「LINE」で新年の挨拶が行われていることを念頭に、新たなキャンペーン「LINEのお年玉」を12月27日~2017年1月3日の間に実施する。LINE上で10人にあげられる「お年玉袋」が付属した「お年玉つき年賀スタンプ」が販売され、お年玉袋をもらったユーザーには抽選で最大100万円、総額5億円がプレゼントされる。

最大100万円、総額5億円のLINE「お年玉つき年賀スタンプ」 

12月31日と1月1日に、ベッキーがナレーションを担当するTVCMがオンエアされる模様。

「お年玉つきスタンプ」の仕組み

「お年玉つきスタンプ」を1セット120円で購入すると、1セットに付き10枚の「お年玉袋」を受け取ることが可能です。

受け取った「お年玉袋」は、2017年1月1日(日)~1月3日(火)の間に、LINEの友だちに送ることができます。「お年玉袋」を受け取った友達は、お年玉くじの抽選に参加できるのです。

↓お年玉くじは、総額5億円が用意されています。

  • 1等 1,000,000円・・・3本
  • 2等 1,000円・・・20万本
  • 3等 1,000円・・・200万本
  • 4等 100円・・・970万本

「お年玉つきスタンプ」は全部で23種類

お年玉つきスタンプ

「お年玉つきスタンプ」は全部で23種類用意されています。

LINEキャラクターズ、ディズニー、ジブリ、ワンピースなど、子供に人気のキャラクターから、大人に人気のカナヘイまで用意されているのです。

「お年玉つきスタンプ」はどんな層が利用するの?

LINEは国内利用者数6800万人を超えてるし、アクティブ率も70.8%です。日々欠かせないツールになっているので、これ絶対に流行りますって。

LINE 利用者数

↓LINEの挨拶風習に関する調査を見てみましょう。まあLINEがやってる調査なので、バイアスはかかってますけどね。

■「紙の年賀状だけ」は、わずか11%。89%は「年賀状とLINEの併用」もしくは「LINEのみ」で新年の挨拶
■10~20代は、年賀状よりもLINEが主流
■年賀状・LINEともに、送る相手の1位は友達。目上の人には年賀状、気軽な間柄はLINEで挨拶。使い分けの傾向も
■LINEでの新年の挨拶がマナー違反と感じる人はわずか30%に留まる。上位は「取引先」「部下」「上司」「後輩」

【LINE】<新年の挨拶風習に関する調査> 10~20代は年賀状よりもLINEで新年挨拶

  • 10〜20代の若い層は圧倒的にLINEで年賀状ですね。
  • 30代〜40代だと年賀状とLINEと併用ってところでしょう。この年代は周りの環境によってLINEと年賀状の割合が変わってきますね。
  • 50代以上だと、LINEも使うけど、圧倒的に年賀状での挨拶が主流になります。

50代以上の上司には「年賀状」、それ以外は「お年玉つきスタンプ」というところでしょう。

「お年玉付きスタンプ」をもらって喜ぶ層

子供は「年賀状」よりも「お年玉付きスタンプ」の方が絶対に嬉しいですって。運が良ければお年玉もらえますから。

「年賀状」は当たっても切手でしょ?子供にとっては、切手なんて全然嬉しくないもんね。

「お年玉つきスタンプ」のマネタイズは?

LINEの「お年玉つきスタンプ」は、マネタイズが非常にうまいです。

LINE お年玉

総額5億円のお年玉をプレゼントということになっていますが、お年玉はLINE Payの残高にチャージされるっていうんだから、LINEにとっては痛くも痒くもないからね。

  • 100万人が1セット購入すると、LINEのスタンプの売上は「1億2千万円」
  • 1000万人が1セット購入すると、LINEのスタンプの売上は「12億円」

約417万人が1セット購入すれば、LINEのスタンプの売上は「5億円」を超えますから、お年玉を5億円プレゼントしても黒字ということになります。LINEスタンプの原価は度外視してますが・・・

1人が1セットなんてことはないだろうから、LINEのスタンプの売上「5億円」なんて余裕で行くだろうね。

年賀状はどうなる?

年賀状は2003年の44億5936万枚をピークに、毎年数が減っており、2015年には30億2285万枚、2016年には28億5329.6万枚と毎年減少しています。

年賀はがき発行枚数の推移

年賀葉書の発行枚数などをグラフ化してみる(2016年)

日本郵便にとっては、年賀状はドル箱の1つです。2015年の年賀状は30億2285万枚なので、1枚52円とすると1571億8820万円の売上となります。

2015年の日本郵便の売上は1兆3552億円なので、年賀状の売上が占める割合は、なんと11.6%です。

このままいくと、どんどん衰退していくのは目に見えてますね。

スパム年賀状

結構な数の会社から毎年スパム年賀状が届きます。

こういうのマジで辞めたほうがいいと思うけどね。日本郵便は、こういう貰っても嬉しくないスパム年賀状について、送るべきではないという見解を積極的にPRする場を作った方が年賀状のブランドが上がりますって。

手書き年賀状の価値

日本郵便は、もっと手書き年賀状の価値をPRした方がいいですね。デジタルネイティブの時代で、みんなが新年の挨拶をLINEに移行するのであれば、あえて手書き年賀状を書くというのもありだと思いませんか?

年賀状を貰う方の立場になれば、数が少ないレアな手書き年賀状を貰ったら、めちゃ嬉しいですから。

「お年玉付きスタンプ」と「年賀状」もらって嬉しいのはどっち?

「お年玉付きスタンプ」と「年賀状」はどっちを送ればいいのか迷っている方もいると思います。これはね、もらった側の気持ちを理解することが重要です。マーケティングと一緒。

  • 「お年玉付きスタンプ」をもらったら嬉しい層である子供や若者へはLINEで。
  • 「年賀状」をもらって嬉しい層の60代以降の方には「年賀状」で。

おじいちゃんやおばあちゃんから、小さい子供が「お年玉付きスタンプ」貰ったら嬉しいですもん。

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