都知事選の候補者は誰がいいの?

東京都知事選挙

予算規模13兆円を誇る東京都知事選挙の投票日を迎えました。

直近2人の都知事を見ると、猪瀬直樹氏が就任わずか1年で辞任し、舛添要一氏も2年4ヶ月で辞任という最悪の状況です。

1回の選挙におよそ50億円の選挙費用がかかることを頭に入れながら、二人の就任期間を見てみましょう。

  • 猪瀬直樹氏 2012年12月18日〜2013年12月24日
  • 舛添要一氏 2014年2月11日〜2016年6月21日

猪瀬直樹氏の就任が2012年12月18日だったので、任期を全うしていれば、2016年12月まで選挙をする必要もありませんでした。2012年の就任時と2016年の退任時に1回ずつ選挙をやったとして都民が負担する選挙費用は100億円。

これが、猪瀬直樹氏が辞任、舛添要一氏も辞任したことで、2012年と2014年と2016年と合計3回の都知事選を行うことになり、選挙費用は150億円がかかります。

今回選挙をやると、1回選挙を多くやることになるので、約50億円がパーになった計算ですね。

今回の選挙で当選した候補者は、きちんと任期満了して欲しいものです。最低限スキャンダルで辞任というのは、都民にとってコスパが悪すぎます。

東京都知事の権限

よく東京都知事は予算も人員握っているので、強大な権限を持っていると言われていますが、どの程度の力を持っているのか見てみましょう。

東京都の予算は?

平成27年度の予算を見てみます。

平成27年度予算の要求について

一般会計と特別会計を合わせると13兆8706億円。一般会計は6兆9520億円ありますが、その内、都税が5兆216億円なので、自主財源は72.5%を超えています。特別会計は4兆7045億円、公営企業会計は2兆2140億円です。

なので、国から地方交付税を貰うことなく独自の政策を実行できるのです。国の顔色を伺うことなく予算の執行ができることも強大な権力の一つと言われています。

世界各国の国家予算ランキングと比較してみる

予算規模13兆円は、インドネシアの国家予算に匹敵します。世界各国のランキングで見ると25位です。

世界各国の国家予算規模ランキング(2012年)

東京都の人員は?

これだけの予算があるわけなので、人員にも恵まれています。東京都の職員、警察、消防、教員を合わせると16万5千人にもなります。

東京都知事の年収

年収は条例で定められており、給与と賞与を合わせると約2500万円です。国会議員は別途議員歳費や秘書の給与がもらえるので、年間1億円が入ってきますので、単純な比較はできませんが、年収だけを見れば内閣総理大臣の年収が約2700万円なのでほぼ同等。

勤務日数や勤務時間の規定はありません。前都知事の石原慎太郎氏は週2日しか登庁しないなどと陰口を叩かれていました。

東京都知事と都議会の関係

地方自治体の首長(都知事、県知事、市町村長)と議会の関係は、車の両輪と言われています。

どういうことかというと、都知事に当選すると東京都庁の行政のトップとして君臨することになります。行政サービスの一環として、道路を作る、保育園を作る、福祉施設を作るための予算を作成します。

都議会の果たす役割は、都知事を中心とした都庁の行政が作成した予算に対して、行政当局へのチェック機能をすることです。予算審議があって、予算を付ける、付けないの判断を都議会が行うことなります。

都知事が行政の長として予算を作り、都議会が予算を承認することで、初めて事業が前に進んでいくことになります。

なので、都知事に求められる能力は、都議会との調整ができることは最低限で、単に調整が出来るだけという人物では、都議会にナメられてしまいます。政治家として大なたを振るうといった、大きな決断ができる人物でないと困るわけです。

例えば、石原慎太郎氏のように、作家、国会議員、大臣も経験した人ならば、ワンマンで力で押し切るということも可能なのかもしれませんが、そうでなければ都議会の顔色をうかがいながら、リーダーシップを取っていかないと、都民が要望するサービスに予算がつかなくなるという事態にもなってしまうわけです。

↓NewsPicksの猪瀬氏の記事が面白い。

猪瀬直樹が語る「東京のガン」

都知事選の候補者

21人が立候補の届け出を出しましたが、小池百合子氏、鳥越俊太郎氏、増田寛也氏の戦いになることは間違いなさそうです。

選挙公報

届け出順に見ていきましょう。

  • 高橋 尚吾 32歳 元派遣社員  無新
  • 谷山雄二朗 43歳 会社代表   無新
  • 桜井  誠 44歳 作家     無新
  • 鳥越俊太郎 76歳 ジャーナリスト無新(民・共・社・生)
  • 増田 寛也 64歳 元総務相   無新(自・公・日)
  • マック赤坂 67歳 会社役員   無新
  • 山口 敏夫 75歳 元労相    諸新
  • 山中 雅明 52歳 税理士    諸新
  • 後藤 輝樹 33歳 自営業    無新
  • 岸本 雅吉 63歳 法人理事長  無新
  • 小池百合子 64歳 元防衛相   無新
  • 上杉  隆 48歳 会社社長   無新
  • 七海ひろこ 32歳 政治団体役員 諸新
  • 中川 暢三 60歳 元加西市長  無新
  • 関口 安弘 64歳 政治団体代表 無新
  • 立花 孝志 48歳 元船橋市議  諸新
  • 宮崎 正弘 61歳 大学教授   無新
  • 今尾 貞夫 76歳 医師     無新
  • 望月 義彦 51歳 会社役員   無新
  • 武井 直子 51歳 元塾講師   無新
  • 内藤 久遠 59歳 会社員    無新

自民党の分裂

自民党は分裂しました。

小池百合子氏は自民党の公認を取らずに立候補を表明。それに対して、東京都連が推薦するのは増田寛也氏。

小池氏が優勢ということもあって、安倍総理は積極的に増田氏を応援していないですね。まあ増田氏が選挙で負けても、責任を取るのは都連会長の石原伸晃氏ですからね。小池氏と両天秤にかけてるのは見え見えです。

自民、小池氏処分先送り=選挙後の対応苦慮も【都知事選】

自民党の制止を振り切って東京都知事選(31日投開票)に立候補した小池百合子元防衛相に対し、党本部は選挙期間中の処分はしない方針だ。党が推薦した増田寛也元総務相との分裂選挙が鮮明になるためで判断を先送りする。ここへきて小池氏健闘を伝える情勢調査も出ており、党内の一部には選挙後をにらみ、積極的な増田氏支援をためらう空気もあるという。

野党共闘は大失敗だった

当初、宇都宮健児氏も立候補を表明していましたよね?

にも関わらず、自民党が分裂したため、自身の出馬を取り下げます。宇都宮氏は当時こんな発言をしています。

「保守が分裂した今回は都政を変えるチャンス。そういう状況を生かすためには、私が出馬を取り下げることで影響を与えうるんじゃないかと考えている」

宇都宮健児氏、都知事選への立候補とりやめ 野党統一候補の鳥越俊太郎氏に譲る

前回の都知事選でおよそ100万票を獲得した宇都宮健児氏が、統一候補者にならないというのはよく分かりませんでした・・
鳥越俊太郎氏、全然自分の政策とかしゃべらないし、正直、都知事になって何がしたいのかさっぱり分かりません。

さらに、鳥越氏に女性問題が出るやいなや、宇都宮氏は手のひらを返します。

【都知事選】宇都宮健児氏、鳥越俊太郎氏を支援せず 「女性の人権にかかわる問題」理由に

野党共闘ってのは言葉だけで、実際はもうバラバラ。この一連の流れで、自民党の高笑いが聞こえてきそうです。

最後に3候補者のTwitterのメッセージを見て下さい。

小池百合子氏の最後のメッセージ

Twitterのフォロワーは約21万人。

増田寛也氏の最後のメッセージ

Twitterのフォロワーは約6千人。全然人気無いのね。

鳥越俊太郎氏の最後のメッセージ

Twitterのフォロワーは約16万人。

まとめ

東京都の予算規模は13兆円あり、都知事には強大な権力が与えられます。

任期途中で投げ出す人が都知事になるのだけは勘弁して欲しいですね。

投票は20時に締め切られ、即日開票されます。

選挙公報

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