Google検索では、<title> タグと異なるタイトルが検索結果に表示されることがあります。
検索結果のタイトルはアルゴリズムで決定されるため、ウェブマスターが完全にコントロールすることはできませんが、意図しないタイトルが表示されて困った経験がある方もいると思います。
この記事では、検索結果のタイトルが書き換わる理由と対処方法についてお伝えします。
基本的に <title> タグが使われる
前提として、検索結果のタイトルは、基本的に <title> タグが使われます。
タイトルを付ける際、次のことに気をつけることで、ある程度はウェブマスターの意図するタイトルになります。
- サイトの各ページに <title> タグでタイトルを付ける
- 具体的で分かりやすいタイトル
- キーワードを詰めこまない
- 同じタイトルや定型文を使用したタイトルを使わない
- 記事タイトルとサイト名をハイフンやコロンで区切る
- robots.txtでクロールをブロックしない
公式 Google 検索結果のタイトルリンク(見出し)の変更
タイトルが書き換わる理由
タイトルが書き換わる理由はいくつもありますが、大きく分けると次の3つの理由になります。
- Googleは有益なコンテンツを届けるためにタイトルを書き換える
- ウェブサイトに問題があってタイトルが書き換わる
- その他の要因
Googleは有益なコンテンツを届けるためにタイトルを書き換える
Googleは有益なコンテンツをユーザーに届けるためタイトルを書き換えることがあります。
どんな検索クエリに対しても、そのタイトルが適切かどうかと言うと、そうではないケースも多いのが実情ですよね。
また、ユーザーの検索クエリは多種多様ですし、検索クエリの15%は今までにないものです。
実際、Google が毎日処理する検索の 15% はそれまでに見たことのないものです。ウェブ上に存在するコンテンツも同様に、常に拡大し変化しており、何百もの新しいウェブページが 1 秒ごとに公開されています。
多種多様な検索クエリに対してGoogleは検索結果を作っていかなければならないことも、タイトルを書き換える要因の一つではと考えられます。
ウェブサイトに問題があってタイトルが書き換わる
ウェブサイトに問題があって、Googleが書き換えることもあります。
- 元のタイトルが分かりにくい
- 元のタイトルが長い
- HTML内に <title> タグが無い
- サイト内のページが全て同じタイトル
- サイト構成が別々のURLで、デスクトップとモバイルでタイトルが違う
その他の要因
サイト内外のアンカーテキストが要因で、タイトルが書き換わることはよくあります。
- 書き換わった文字列が、サイト内外のアンカーテキストに使われている
- ページ内の文字列を拾っている
検索結果のタイトルがページの <title> タグと異なることがある理由
ある検索結果でタイトルに関する上記の問題のいずれかが検出された場合は、アンカー、ページ上のテキストなどを基に、Google がより良いと考えられるタイトルを自動的に生成することがあります。ただし、簡潔かつ具体的に作成された適切なタイトルであっても、クエリとの関連性をより明確に示すために検索結果に別のタイトルを表示することもあります。これは単に、ウェブマスターが指定した <title> タグが、クエリに関係なく常に静的で固定されているためです。
タイトルが書き換わった際の対処法
対処法をお伝えします。
- 元のタイトルが分かりにくいのであれば修正
- 元のタイトルが長ければ、簡潔で分かりやすいタイトルに修正
- HTML内に <title> タグが無ければ設置
- サイト内のページを全て同じタイトルにしない
- サイト構成が別々のURLならば、タイトルを同一にし、アノテーションの設定、MFIの移行状況を再度確認
- 書き換わった文字列が、サイト内外のアンカーテキストにあれば修正
- ページ内の文字列を見直す
書き換えを防止するには
タイトルの書き換えを完全にコントロールすることはできませんが、防止策として次のようなものが考えられます。
- 短くて簡潔なタイトルを作成
- タイトルを見たユーザーが、ページの内容を想像できるタイトルにする
- 検索クエリに関連性の高いタイトルを作成
- 定期的にサイト内外のアンカーテキストを確認
さいごに
検索結果のタイトルが書き換わる理由と対処方法についてお伝えしました。
いくつもの要因が組み合わさることもありますので、一つ一つ問題点を取り除いていくことをオススメします。
ナレッジ